【シラバス基本情報】
科目名 | 教師論U | |
担当教員 | 伊藤 尋思・前田 勝 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 後期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
「教育は人なり」といわれるように、子どもの教育に携わる立場にある教師の使命は重大である。教職に対する強い情熱、教育の専門家としての確かな力量、総合的な人間力、そして人間として教師として向上しようと学び続ける旺盛な意欲が求められる。
さまざまな体験活動を通してこれらの力を伸ばし、自らが目指す教師像を明らかにしながら、教師を志す意志を固めていくことをねらいとする。
【到達目標】
@ 教職の意義や教員の役割、職務内容、子どもに対する責務を理解に基づき、自発的・積極的に自己の責務を果たすことができる。 A 教育の理念、教育に関する歴史・思想、学校教育の社会的・制度的・経営的理解に必要な基礎理論・知識を修得し、効果的な指導ができる。
【授業計画】
教師に求められる資質能力には、使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感などの「仕事に対する強い情熱」、専門家としての「確かな力量」、豊かな人間性や社会性などの「総合的な人間力」などが求められている。こうした資質能力を高めるために、教師論Tで学んだ内容をもとに、発展させた課題を事前に仕上げて臨まなければならないような授業展開をする。教師に求められるている究極の力としての専門性や実践的指導力を学んでいく。
週 内容 1教師の専門性と理想の教師像について考える <グループ討議> 2教師の使命と教師の個性 〜民主主義・人権尊重・個性重視・公平性・特別支援教育 等〜 3教育者の著書を読み、内容の価値について理解を深める <集団討議> 4「私が目指す教師像」についての文章表現、及びスピーチ@ 5「私が目指す教師像」についての文章表現、及びスピーチA 小テスト@:スピーチ 6教師の仕事@ 〜学習指導・生徒指導・進路指導・教育相談・学級経営・校務分掌 等〜 7教師の仕事A 〜学級づくりについて〜 <集団討議・ディベート> 8教師の役割@ 〜授業者として〜 <スピーチ> 9教師の役割A 〜学校経営・校務分掌〜 <集団討議> 10教師の役割B 〜カウンセリング・マインド〜 <ビデオ視聴と討議> 小テストA:口頭試問 11教員の任用@ 〜教員養成・教員免許取得・教員採用〜 12教員の任用A 〜教員採用試験を通して求められる教師について理解を深める〜 13個として、教師として 〜葛藤・判断・決断と成長〜 14成長し続ける教師であるために 〜情熱・責任・研修・服務・身分〜 15まとめ:期末レポート 小テストB:筆記
【履修上の注意(含予習・復習)等】
教員免許状取得だけでなく教員採用試験を受験し、卒業後に教職に就くことを目指す学生に限る。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
小テスト 30%(授業に関する理解度)@A
毎時の授業評価票 30%(観察) @A
期末レポート 40%(授業全般に関する評価)@A
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎文部科学省「中学校学習指導要領」、「高等学校学習指導要領」