【シラバス基本情報】

科目名 保育実習T指導
担当教員 松山 有美・橋本 悦子・喜多 一憲
配当年次 2年
履修方法 選択  
開講時期 通年(1年前期~2年後期、一部集中)
授業形態 実習
単位数 1
備考  

【授業目標】

 2年次は、前期6月に保育所実習2週間、8月半ばから9月半ばに施設実習2週間を実施する。したがって、本授業では、実習参加の目的、内容、方法について具体的に身に付ける。特に、実習に向けて、態度、挨拶、提出物の点検、実習日誌記録の書き方、こども理解の基本、観察の基本について理解する。施設実習については、宿泊を伴う場合が多いこともあり、掃除・洗濯等生活態度全般にわたり自己点検する。実習終了後には反省会を行い、次回の実習に向けて実習を振り返り、課題を明確にする。

【到達目標】

(実習前)保育者としての基本的態度がどのようなものであるのかについて理解し、実践できる。        自分なりに保育実習の目標を明確にすることができる。        子どもの発達に関する基礎知識を理解するとともに、観察記録の基本的な記入方法を理解している。        保育実技や教材を研究し、実習に備えることができる。 (実習後)実習前に掲げた目標の達成度を客観的に振り返り、自己の課題を明確にすることができる。

【授業計画】

 

内容
1
実習参加要件の確認と実習目標
2
実習に必要な書類の作成
3
実習日誌・記録の書き方
4
保育指導案の書き方
5
子ども理解、保育内容、保育実技に関する確認
6
実習巡回教員の確定と打ち合わせ
7
事前オリエンテーションに向けての準備
8
実習直前における諸注意事項の確認
9
実習反省会(保育所)
10
施設職員の講話
11
実習巡回教員との打ち合わせ
12
基本的な援助技術に関する学習
13
人権配慮に関する学習
14
実習直前における諸注意事項の確認
15
実習反省会(施設)および次の実習の準備

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 制作等も行う予定である。材料や裁縫道具、文具等を持参するよう指示する回もあることを心得ておくこと。
 また、学外での保育ボランティアも推奨している。普段から積極的に子どもに関わるようにすること。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 保育活動・子どもに関する理解度や保育技術を、制作(20%)、観察記録・指導案(20%)により評価する。
 加えて、専門知識に関する理解度や自己の課題や到達点への気づきについて、レポート(40%)や発表(20%)で評価する。なお、保育実習T(保育所・施設)の完全な履修をもって評価対象とする。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 テキストは特に使用しない。下記の参考文献を必要に応じて熟読すること。

 ○愛知県保育実習連絡協議会他編『保育士を目指す人の福祉施設実習』みらい
 ○改訂・保育士養成講座編纂委員会編『改訂・保育士養成講座 第10巻 保育実習』全国社会福祉協議会