【シラバス基本情報】

科目名 解剖生理学実験T
担当教員 北川 章
配当年次 1年
履修方法 選択
開講時期 後期
授業形態 実験
単位数 1
備考 A・Bクラス別開講

【授業目標】

 各臓器と神経及びホルモンの関与(作用)について、映像(DVD)を用いて理解を深めるとともに特殊感覚(視覚・聴覚・味覚・前庭感覚)について、それぞれの感覚とその受容器について実験を通して理解を深める。また、尿の生成及び尿中の成分について理解させる。さらに小動物の取り扱い方(簡単な手技)及び実際に小動物を解剖し、諸器官の位置及びつながりを理解させる。さらに組織標本を用いて、各組織の特徴が理解できるようになることをねらいとする。

【到達目標】

 @ 各臓器への神経及びホルモンの作用が理解できる。
 A 感覚とその受容器が理解できる。
 B 尿の生成及び尿中の成分が理解できる。
 C 諸器官の位置及びつながりが理解できる。

【授業計画】

内容
1
恒常性の維持 T:神経系について(中枢神経系と末梢神経系(自律神経系))    
2
恒常性の維持 U:ホルモンの分泌部位及び作用について(内分泌系・免疫系)
3
感覚器(視覚器):盲点及び皮膚感覚(痛点)の測定 及び投射(アイマスクによる歩行)
4
神経系:単シナプス反射・平衡感覚について測定 及び血圧計の原理及び測定方法
5
感覚器系(味覚):温度(冷・暖)の違いにおける塩味・甘味の閾値を測定(官能検査)
6
尿の定性反応:試験紙(ウロペーパー)を用いた定性反応 及び沈渣(染色後顕微鏡下での観察)
7
動物実験 導入教育(教育訓練) 及びラット・マウスの解剖(臓器の大きさ・位置関係の把握)
8
顕微鏡を用いて組織の観察(肝臓・腎臓・小腸・大腸・副腎・膵臓など)
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【履修上の注意(含予習・復習)等】

 主に神経系・内分泌系・感覚系について授業を行う。さらに課題は、過去の管理栄養士国家試験問題の誤っている文章を正しい文章に訂正して提出する。(前期に使用した教科書及びノート等で学修していることが望ましい)

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 レポート(授業中のレポート及び課題(過去の管理栄養士国家試験問題))(20点)、中間試験(検鏡時の口頭試問も含む)(30点)、期末試験(実習で行った内容について)(50点)にて評価する。 

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎Nブック 実験シリーズ『解剖生理学実験』(建帛社)
 ◎Nブック『人体の構造と機能:解剖生理学』(建帛社)

 ○『解剖生理学:生命活動のシナリオを学ぶ』(八千代出版)