【シラバス基本情報】

科目名 情報応用演習(含統計処理)
担当教員 中村 彩子
配当年次 1年(スポーツ)
履修方法 選択
開講時期 後期
授業形態 演習
単位数 2
備考

【授業目標】

 本講座は、「情報基礎演習」で学んだ内容を礎とし、さらに応用発展させるものである。ここでは、機器・ソフトの使いこなしよりも、着眼力や論理的思考の上で自らコンテンツを制作できること、それらを積極的に楽しく表現できること、さらには、伝えることに意欲を持つことに重点を置く。したがって、ツール等の機能説明よりも実際に手を動かしながら各々が工夫を行う機会を多く設ける。また、より理解されやすい情報構成の方法や効率的な作業のあり方等について考え合うなど、当事者教育の場として位置付ける。

【到達目標】

 @ 活用目的に応じたデータの編集が手早く行える。
 A 伝えたい内容、目的に応じた静止画・動画の作成や編集・加工が行える。
 B 伝えたい内容、目的に応じた文書の作成や編集・加工が行える。
 C WWWを構成する基本的な技術、仕組みが理解でき、適切に利用できる。
 D 上記A〜Bを効果的に用いた企画並びに作成が行え、それによる情報発信が行える。

【授業計画】

 社会・教育現場などで実際に直面する様々なメディアの問題について、1〜2コマごとで、オムニバス形式で取り扱う。情報を扱う上で大切になってくる知的財産権やネットのマナー、統計的手法を用いたデータ分析、プログラミング的思考、画像や音声・動画などに関する知識。それらに関して様々なメディアを活用しながら、各メディアの特性を活かした表現・情報発信方法を模索する。

内容
1
オリエンテーション:講義内容の説明、受講上の注意、ファイル操作の復習
2
人間の視覚と画像の知識
3
ビジネス文書とメールのマナー、掲示物作成
4
プログラミング1:Scratchを使用したプログラミング基礎
5
プログラミング2:Scratchを使用したプログラミング応用
6
メディアコンテンツの基礎
7
情報社会におけるマナーとSNS
8
情報セキュリティーと知的財産権について
9
アニメーションの仕組み、作成演習
10
メディア利用におけるチェックと動画像取り込みと大きいデータ転送
11
認知科学に基づく編集基礎(ワード使用)
12
認知科学に基づく編集実践(ワード使用)
13
Excel演習:集計機能
14
Excel演習:自動化(マクロ)
15
本講座全体の振り返り

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 「情報基礎演習」の内容を修得していること。
 1〜2コマで内容は完結するものも多く、積み重ねていくものではないが、欠席した場合の各回の課題は必ず取
り組んでおくこと。授業内で使えそうな情報や素材は、日ごろから蓄えておくこと。
 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 評価は、最終課題(試験)50%、各段階で提出する成果物20%、授業への取組状況30%を合計して行う。なお各課題とは、本授業で出題される課題(宿題を含む)の実施状況である。授業への取組状況とは授業内の設問に対する実施・回答内容等である。
 各課題は欠席しても全回提出のこと、もれがあると出欠席関係なく、回数によって単位が認められない。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 〇『例題100でしっかり学ぶメディアリテラシー 標準テキスト』(著者:定平 誠、出版社:技術評論社)