【シラバス基本情報】
| 科目名 | 栄養学 | |
| 担当教員 | 保住 建太郎 | |
| 配当年次 | ２年 | |
| 履修方法 | 必修 | |
| 開講時期 | 前期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 2 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
栄養素や食品に関する様々な情報があふれているが､食事を摂る根本的な目的は「体を構成する成分を得る」「生命活動のエネルギーを得る」そして「体の働きを維持する」ためである｡講義では､この3つの目的のためにそれぞれの栄養素がどのように利用されるのか解説し､それぞれの栄養素の適切な摂り方を科学的･論理的に説明できるようにする｡そのために､各栄養素の消化･吸収･代謝について理解し､健康を維持するために必要な栄養の知識を身につける｡
【到達目標】
① それぞれの栄養素の役割と代謝を理解し、各栄養素と健康の関係について科学的に説明できる。
② 健康状態や活動に応じた栄養摂取について、基本的な指導ができる。
【授業計画】
前回の授業に関する小テストを実施し、知識の定着を図るとともに復習と解説をおこなう。
序論（食生活と健康） 糖質の栄養Ⅰ：糖質の種類とはたらき 糖質の栄養Ⅱ：糖質の消化と吸収 ?グリコーゲンができるまで? 糖質の栄養Ⅲ：食事と糖代謝 ?血糖値の維持と、朝食・朝練の意義? 脂質の栄養Ⅰ：脂質の種類とはたらき 脂質の栄養Ⅱ：脂質の消化と吸収 脂質の栄養Ⅲ：脂質燃焼によるエネルギー生産 糖質と脂質の関係 ?糖質が脂質に変わるしくみ? ビタミンとミネラルの栄養 タンパク質・アミノ酸の栄養Ⅰ：タンパク質の構造とはたらき タンパク質・アミノ酸の栄養Ⅱ：タンパク質の消化と吸収と代謝 栄養・食事アセスメント（低栄養対策を含む） 栄養・食事指導の基本Ⅰ：食生活指針 栄養・食事指導の基本Ⅱ：食品表示 まとめと試験 健康・活動に応じた栄養摂取 ～バランスの良い栄養とは？ 上手な減量とは？～
【履修上の注意（含予習・復習）等】
・ 毎回の講義で確実に知識を習得するように努めること。理解できなかったところは、必ず復習・質問など
により解消すること。
・ 重要ﾎﾟｲﾝﾄに的を絞って講義を行うので、参考書や配布ﾌﾟﾘﾝﾄなどをうまく利用して理解を深めること。
・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合（％）】
期末科目修了試験80% ①②、提出課題と小テスト20% ①②、受講態度（出席など）も含め総合的に評価する。
【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）
授業において解説図などの資料を適宜配付する。
○奥 恒行、柴田 克己編集「基礎栄養学」（南江堂）
○石堂一巳 編「健康・栄養科学シリーズ 生化学」（南江堂）