【シラバス基本情報】

科目名 専門演習
担当教員 平田 裕一
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考

【授業目標】

 専門演習では、(1)野外運動を教育方法として活用している青少年教育施設や学校等での野外教育実習を体験することで、将来、指導者・教育者を目指す学生の見聞を広げることができる。(2)野外運動・野外教育を実践する中で、計画−実践−報告(発表)のプロセスを学ぶことができる。この2つの学習過程の中で、情報機器を活用し、4年次の卒業研究の基礎を培うとともに自らの研究課題を発見することができる。

【到達目標】

@ 自らの興味・関心のある用語をキーワードに論文検索を行い、情報収集・精読する能力を高めることができる。A 小集団の中で討論する機会を利用し、他人に伝える能力・他人の発言を聞く能力を高めることができる。
B 自然の中での体験活動を支援することで実践力・組織運営能力を高めることができる。
C 自らの興味・関心のある活動を見聞すること(見聞録)を通じて社会的な対応能力を身につけることができる。

【授業計画】

 本授業は、以下のように前半は講義・演習を実施し、後期は自らの研究課題を探求する見聞の実践・発表を行う。また、1・2年生に開講する野外活動・指導法の実習に参加することで自然環境下での集団宿泊的活動の組織運営等を学ぶ。

内容
内容
1
テキストの講読(論文の進め方)
16
野外実習の支援方法の習得(スタッフ理解)
2
テキストの講読(研究手順の検討)
17
野外実習の支援方法の習得(対象者理解)
3
テキストの講読(研究方法の種類)
18
野外実習の支援方法の習得(役割理解)
4
テキストの講読(先行研究の調査)
19
野外実習の支援方法の習得(組織運営理解)
5
テキストの講読(研究課題の設定)
20
野外実習の支援方法の習得(用具操作理解)
6
プレゼンテーション(テーマ発表)
21
野外実習の支援方法の習得(報告書作成)
7
テキストの講読(文献研究事例)
22
「見聞録」の概要理解
8
テキストの講読(質問紙研究事例)
23
「見聞録」の準備
9
テキストの講読(実験研究事例)
24
「見聞録」の対外的調整
10
プレゼンテーション(実践方法)
25
「見聞録」(質問紙法・面接法)
11
テキストの講読(統計的手法t検定)
26
「見聞録」(実践体験)
12
テキストの講読(統計的手法F検定)
27
「見聞録」(報告書作成)
13
テキストの講読(統計的手法χ2検定)
28
「見聞録」(個人発表準備)
14
テキストの講読(研究結果の図表)
29
「見聞録」(個人発表@)
15
テキストの講読(研究結果の考察)
30
「見聞録」(個人発表A)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 年度始めに、専門演習として年間の野外実習計画(指導補助実習・専門演習生実習、青少年教育施設・学校教育指導実習)を作成し、自らが参加する実習に向けて準備する。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 前期の課題に対するレポート内容(20%)、及び、後期の「野外活動(教育)見聞録」での報告・発表内容(50%)、年間にわたる野外活動(教育)実践の活動報告(30%)の合計で評価する。
なお、各課題に関する評価方法はその都度説明する。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎日本野外教育研究会編『野外教育学研究法』(株)杏林書院
 ◎鎌原雅彦他『心理学マニュアル 質問紙法』北大路書房