【シラバス基本情報】

【授業目標】

　運動（筋の収縮）が生じるメカニズムを、呼吸、血液循環及びエネルギー産生の側面から理解し、運動及びスポーツ活動の現場で生理学的観点からトレーニングを処方する能力を身につける。

【到達目標】

　�@　筋の収縮のメカニズムと基礎のエネルギー供給について理解し､実際の生活動作に当てはめることができ
　　る｡
　�A　心臓の働きと呼吸循環について理解し、人の健康増進と関連付けて説明・指導ができる。

【授業計画】

　運動生理学として学ぶべき内容は多いが、健康あるいは体育・スポーツの指導者に必要な基礎知識として、次の内容に重点を置いて授業を展開する。

週	内容
1	ガイダンス
2	運動のための筋収縮のメカニズム
3	運動と呼吸循環�@　血液循環と筋収縮
4	運動と呼吸循環�A　呼吸とガス交換
5	運動とエネルギー代謝�@　呼吸交換比と酸素負債
6	運動とエネルギー代謝�A　乳酸の産生と利用
7	運動とエネルギー代謝�B　エネルギー供給と運動持続時間
8	運動と内分泌系
9	運動と免疫
10	運動と神経-筋�@　伝達と筋収縮
11	運動と神経-筋�A　随意運動と運動の自動化
12	運動と神経-筋�B　トレーニングと適応
13	運動と順化（環境への適応）
14	運動と環境
15	試験・総まとめ

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　筋収縮はスポーツ活動だけでなく、人の発育発達から老化に至るまで一生涯関係する機能である。履修に当たっては、本講義を実際の日常生活の運動（筋収縮）に当てはめながら受講することを希望する。
　★スポーツコーチング・ヘルスエクササイズ：必修　　★スポーツプロデュース：選択

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　まとめの回での課題の提出状況(10％)
　教科書から出題するWebテスト（30％）
　筆記試験（60％）

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　必要に応じてプリントを配布