【シラバス基本情報】

科目名 カレントトピックス演習
担当教員 菅野 昌明・後藤 英之
配当年次 4年
履修方法 選択
開講時期 前期(集中授業)
授業形態 演習
単位数 2
備考

【授業目標】

 健康運動の必要性が高まった最近では、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防、介護予防だけでなく、ロコモティブシンドローム、サルコペニアの予防が重要である。そのために、レジスタンストレーニング、有酸素性持久力トレーニング、ストレッチングの最新のエビデンスを活用したプログラムを作成することが必要である。また、レジスタンストレーニングと持久力トレーニングの干渉作用を軽減して、トレーニング効果を高める計画を立案する能力が求められる。そこで、最新のエビデンスを活用して運動実施の現場で活用できるプログラム作成・実践指導ができる能力を身につけることを目標とする。

【到達目標】

 @ 運動指導の際に必要な基礎知識を習得する。
 A 運動指導者として適切な指導ができる。
 B 対象者の体力レベルに合わせて運動プログラムが作成できる。
 C 作成プログラムを分かりやすく解説できる。
 D 毎回授業中の実技指導演習に積極的に取り組むことができる。

【授業計画】

 講義をしてから実技を実践するという理論実習の形式で授業を進める。講義は、配付資料及び、スライドを使用しながら授業を行う。実技は、トレーニングルームやアリーナを併用しながら実践する。また、数名で班を作り実施する。

内容
1
オリエンテーション(授業の進め方の確認)
2
体力測定と評価 身体組成について
3
負荷設定の算出方法 有酸素・無酸素能力テスト(含 授業評価)
4
健康づくり運動の理論 トレーニング概論(有酸素運動プログラムについて)
5
スロートレーニング及びコアトレーニングの実践(含 授業評価)
6
健康づくり運動 ストレッチングと柔軟体操(含 授業評価)
7
健康づくり運動 ウォーミングアップとクーリングダウン(含 授業評価)
8
健康づくり運動 ウォーキングとジョギング(含 授業評価)
9
運動プログラム作成の理論
10
作成プログラムの発表と実践(含 授業評価)
11
生活習慣病に対する適切な運動療法
12
救急処置について
13
高齢者の体力測定 持久力と筋力
14
高齢者疑似体験及び介護予防(含 授業評価)
15
授業のまとめ(成果と課題の確認)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 実技を行うので、運動ができる服装で受講する。
 室内シューズ、筆記用具を持参する。
 健康運動指導士テキストの該当単元の予習・復習をする。
 ※ 健康運動指導士の資格取得を視野に入れた授業内容である。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 @ 筆記試験(40%)、A 実技試験(20%)、B プログラム作成(15%)、
 C プレゼンテーション(15%)、D 授業評価表(10%)

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ○公益財団法人 健康・体力づくり事業財団『健康運動指導士養成講習会テキスト(上・下)』(社会保険研  究所)

 適宜プリントを配付する。