【シラバス基本情報】
科目名 | 安全・救急法 | |
担当教員 | 後藤 英之・光岡 かおり | |
配当年次 | 1年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 後期(一部集中授業) | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 | A・Bクラス別開講 |
【授業目標】
本授業では、スポーツ指導者、教員、トレーナーがスポーツ現場や日常生活において、怪我や緊急事態が発生した際、適切な対応ができること、またスポーツ選手の早期復帰や再発予防を図るために重要なアスレティックリハビリテーションの基本を習得することをねらいとする。
【到達目標】
@ スポーツ活動における怪我への応急処置及びRICE処置、並びにアスレティックリハビリテーションの知識・
理論と方法が分かる。
A 緊急時の蘇生法とAED操作ができる。
B 緊急時の対応計画が作成できる。
【授業計画】
通常授業(1〜10、13〜15週)は光岡が担当し、集中授業講義(11・12週)は後藤が担当する。
週 内容 1オリエンテーション、トレーナーの役割 2スポーツ活動における緊急時の対処、頭部損傷と対応、意識状態の判定、バイタルチェック実習 3RICE処置(1) RICEの実際、アイシング実習、アイシングレポート課題 4RICE処置(2) RICEの理論、各処置の損傷部位への作用(効果) 5固定法および実習 6傷処置法および実習 7アスレティックリハビリテーション総論 8アスレティックリハビリテーションの実際(1) 上肢・体幹 9アスレティックリハビリテーションの実際(2) 下肢 10心肺蘇生法1講義 傷病者の観察方法・体位と処置(内科的疾患含む) 11心肺蘇生法2講義 全身障害と外科的処置 12心肺蘇生法3講義 一次救命処置、緊急時対応計画 13心肺蘇生法4実習 心肺蘇生法、AEDを用いた除細動、異物除去法、運搬法 14心肺蘇生法5実習 救急処置シミュレーション、実技テスト 15まとめ、成果と課題の確認
【履修上の注意(含予習・復習)等】
本授業では、アスレティックリハビリテーションにおいて機能解剖学についても学習するため、主な骨格筋と関節の名称を復習しておくことが望ましい。
初回授業から指定テキスト(兼ノート)を使用するので、各自で購入し持参する。
実習時にはトレーニングウェアを着用する。
対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
通常授業講義1〜9、15週分@:ノート(80%)、実技到達度(20%:観察10%、レポート10%)
通常授業実習10・13・14週分A:筆記(小)テストと実技テスト(CPR手順(70%)・AED操作法(30%)で評価する。
なお、心肺蘇生法の筆記(小)テスト及び実技テストは単位取得に必須とする。
集中授業講義2週分B:小テストで評価する。
通常授業@A及び集中授業Bの評価を授業回数で按分して最終成績を出す。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎『コンディショニング実践資料集1 安全救急法』 光岡かおり著 三恵社