【シラバス基本情報】

科目名 学校制度・経営論(含地域連携及び学校安全)
担当教員 廣瀬 帆曜
配当年次 2年
履修方法 選択
開講時期 前期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 現代の学校教育は、日本国憲法・教育基本法・学校教育法に基づき具体化された制度の下で行われているものである。それらについて基礎的な知識を身につけるとともに、関連する課題に対して教育目標の達成に向けた教職員の取り組みを理解する。また、学校における安全教育と安全管理を理解し、教師が行動すること及び生徒が行動できるよう指導する内容について理解する。

【到達目標】

 @ 日本国憲法・教育基本法・学校教育法に基づいた教育制度の意義・原理・構造について理解する。A 公教育の法的・制度的仕組みに関する知識を身につけ、公教育の役割と課題について自分の考えをまとめることができる。B 学校や教育行政機関の目的について、経営の観点から理解するとともに、学校教育の推進に必要な内容について自分の考えをまとめることができる。C 学校安全の推進と防災教育のため、自然災害に関する知識の修得と、災害発生時に的確な行動がとれるようにする。

【授業計画】

 学校教育に関する教育法規をまとめた「学校制度・経営論学習ノート」を活用しながら、我が国の学校教育制度の基礎的な知識と現状について学習する。また、学校安全に求められる教育内容と管理体制について学ぶとともに、災害時の心理や行動などから防災対策について学ぶ。

内容
1
学校教育の制度・経営論を学ぶ意義(公教育の原理と理念)
2
教育法規から学ぶ教育の理念(日本国憲法と教育基本法)
3
教育法規から学ぶ教育の制度(学校教育法)
4
我が国の学校制度の歴史
5
諸外国の学校制度
6
教職員に関する制度と法律(地方公務員法と教育公務員特例法)
7
教職員に関する制度と法律(教育職員免許法)
8
幼児・児童・生徒に関する制度と法律(学校保健安全法)
9
学校経営の基礎(学校目標と組織体制について)
10
学校経営の基礎(学校評価と教員評価について)
11
学校経営の基礎(学校と地域との連携)
12
教育行政の制度(教育委員会の役割)
13
教育行政の制度(新しい教育委員会制度)
14
学校における安全教育と安全管理
15
学校安全における防災教育

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 教員免許状取得だけでなく、教職に就くことを目指す学生に限る。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 @ABC小テスト・定期試験(70%)と各授業での課題レポート(30%)

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」

 〇文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」、岡本徹・佐々木司編著、「新しい時代の教育制度と
  経営」ミネルヴァ書房、2009、若井彌一監修、「必携教職六法 2024度版」協同出版、2023