【シラバス基本情報】
| 科目名 | 生化学実験 | |
| 担当教員 | 保住 建太郎 | |
| 配当年次 | ２年 | |
| 履修方法 | 選択 | |
| 開講時期 | 後期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 1 | |
| 備考 | Ａ･Ｂクラス別開講 | |
【授業目標】
この授業では、酵素反応を中心とした生化学的な反応を定量・定性分析し、糖質、タンパク質、脂質の生体内動態に関する理解のきっかけをつかむことを目標とする。また、これらを通じて実験の原理を理解し、実験実務のための基本操作をまなび、レポート作成を通して実験データの判読方法と基本的な研究レポートの書き方を身につける。
【到達目標】
① 栄養素の消化と吸収・代謝について、分析データを基に説明できる。
② 酵素反応の特徴について、データを基に科学的に説明できる。
③ 定量実験と定性実験の基本的な作業を理解し、効率的・安全に精密・正確な実験ができる。
【授業計画】
・ 教科書及び実験計画の配付プリントにより、説明及び実験を行う。 実験に先立って毎回、実験の原理及
び手順について約30分～１時間説明する。
・ 第８週の試験はA, B班合同で行い、まとめと解説なども行う。
生化学実験手技の基礎・計算の基本及び実験レポートの書き方 酵素の至適pH、至適温度と補酵素 生活の中で利用される酵素（基質特異性と消化酵素） 酵素の反応速度と基質濃度の関係 酵素反応の阻害様式を知るための実験とデータ評価 果物中のタンパク質分解酵素の評価 SDS-PAGEを利用したタンパク質の分離・検出法 まとめと試験
【履修上の注意（含予習・復習）等】
・ 毎回作業前に事故防止のための注意事項を説明する。注意を聞いていない場合や守らない場合は、周囲の
安全のために退室を命じることがある（欠席とする）。
・ 実験用白衣、保護めがねを用意すること（ゴム手袋、マスクは提供する）。
・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合（％）】
期末科目修了試験50％、提出課題50％、受講態度（出席など）も含め総合的に評価する。
※ 1. レポート未提出の場合は授業に不参加として扱う。
※ 2. 再履修特例での履修を許可された学生は、期末筆記試験（100%）だけで評価する。
【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）
◎石堂一巳 編「健康・栄養科学シリーズ 生化学」南江堂（生化学I、IIの教科書）
◎配付資料