【シラバス基本情報】

科目名 専門演習
担当教員 保住 建太郎
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考

【授業目標】

 2年次までに学んできた知識をもとに、生化学、代謝、疾患、食品、衛生などに関連したテーマについて、研究報告や実験を通して知識の運用力を高める。
 また、卒業研究の準備として、細胞培養技術、顕微鏡(位相差顕微鏡、蛍光顕微鏡)操作、遺伝子発現解析、細胞増殖・分化・死等検出法、等の技術を習得する。

【到達目標】

 上記の関連分野から、健康や疾患に関する課題を発見し、研究を通して答えを見つけ、発信するまでのプロセスを修得する.

【授業計画】

 以下の内容について学習する。

内容
内容
1
年間計画の策定
16
研究テクニック(4)SDS-PAGE
2
研究紹介(1)細胞外マトリックス
17
研究テクニック(5)ザイモグラフィー
3
研究紹介(2)生体内高分子の合成と応用
18
研究テクニック(6)ウェスタンブロット
4
研究紹介(3)オルガノイド培養
19
研究テクニック(7)PCR
5
研究紹介(4)アミノ酸の生体内輸送
20
探求企画(1)テーマの情報収集
6
研究紹介(5)抗体の作成と免疫療法
21
探求企画(2)テーマの検討・決定
7
分野学習(1)三大栄養素の構造と性質
22
探求企画(3)研究計画の策定
8
分野学習(2)代謝と生体エネルギー
23
探求企画(4)実験の準備
9
分野学習(3)活性酸素と抗酸化物質
24
探求企画(5)検証実験
10
分野学習(4)遺伝子の構造と働き
25
探求企画(6)課題予備実験
11
進路研究(1)分野関連企業研究
26
探求企画(7)実験結果の整理
12
進路研究(2)企業インターンシップ
27
探求企画(8)実験結果の発表・検討
13
研究技法(1)細胞の培養
28
卒論課題の検討
14
研究技法(2)増殖・死・分化の検出方法
29
卒論課題の検証実験
15
研究技法(3)細胞の免疫染色法
30
卒論実施スケジュールの策定

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ・「生化学T」及び「生化学U」、「分析化学」、「生化学実験」の4教科の単位を全て取得していることが履
  修条件である。
 ・ 具体的な研究テーマを決定するために、授業の進行方法や自身の関心・能力などについて、担当教員(保住)
  に事前に確認したうえで履修を決定すること。
 ・ 履修者の授業スケジュールは、臨地実習などへの参加などに応じて個々に対応する。
 ・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 ・ 基礎となる「生化学T」及び「生化学U」、「分析化学」、「生化学実験」の4教科の単位を全て取得して
  いない者には単位を認めない。
 ・ 研究に必要な能力(関連知識、情報取得能力、考察力、論文読解力、実験技術、プレゼン能力)の達成レ
  ベルについて、授業の取り組みを通して評価する(100%)。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 授業ごとに、テーマに関連した文献・資料を紹介する。