【シラバス基本情報】

科目名 専門演習
担当教員 北本 則行
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考 食品工業技術センターで食品の改良などに直接関わってきた経験を活かし、微生物を使用しての食品開発の実験からその実際を学ぶ授業を行っている。

【授業目標】

 食生活を豊かにし、健康を支える発酵食品の特性や機能性に関する論文を読み、専門分野に関する知識を深める。また、発酵食品製造に関わる微生物の役割を理解し、発酵食品や農林水産物等の地域資源の機能性を効果的に活用する実践力を身につける。さらに、卒業論文作成のために必要な文献検索方法、先行研究の調査方法や基本的な実験手法などを習得することをねらいとしている。

【到達目標】

 @ 発酵食品への関心を高め、その製造方法、特性、機能性等を理解し、実践力を身につける。
 A 卒業研究に必要な基礎知識及び実験技術を身につけることができる。

【授業計画】

 卒業研究のために必要な知識や技術について習得する。

内容
内容
1
オリエンテーション
16
卒業論文について
2
発酵微生物の基礎学習@(細菌)
17
卒業論文の書き方
3
発酵微生物の基礎学習A(酵母)
18
文献検索方法について
4
発酵微生物の基礎学習B(カビ)
19
先行研究の調査@(麹菌)
5
発酵食品の基礎学習@(清酒)
20
先行研究の調査A(野生酵母)
6
発酵食品の基礎学習A(ワイン)
21
先行研究の調査B(納豆菌)
7
発酵食品の基礎学習B(蒸留酒)
22
先行研究の調査C(酢酸菌)
8
発酵食品の基礎学習C(みりん)
23
実験技術の習得@(培地の調製方法)
9
発酵食品の基礎学習D(醤油)
24
実験技術の習得A(植菌方法)
10
発酵食品の基礎学習E(味噌)
25
実験技術の習得B(ゲノム調製方法)
11
発酵食品の基礎学習F(食酢)
26
実験技術の習得C(PCR法)
12
地域資源を活用した発酵食品@(魚醤)
27
実験技術の習得D(ゲル電気泳動)
13
地域資源を活用した発酵食品A(パン)
28
実験技術の習得E(塩基配列解析方法)
14
食品工場等の見学
29
実験技術の習得F(酵素活性測定方法)
15
まとめ
30
まとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ○ 新聞、雑誌、各種メディアなどの発酵食品と健康に関する最新の情報に対して日頃から関心を持ち、収集
  した情報を整理し、知識を深める。
 ○ 食品微生物学の単位を修得していることが望ましい。
 ○ 新型コロナウイルス等の感染症の影響により、対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 ゼミでの発表、課題レポートなどにより評価する。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 必要に応じて、論文や資料を配付する。