【シラバス基本情報】
科目名 | 日本国憲法 | |
担当教員 | 北川 喜郎 | |
配当年次 | 1年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
私たち一人ひとりには、幸せに生きる権利が日本国憲法によって保障されています(日本国憲法13条:幸福追求権)。それでは、私たちの日常生活や、子どもたちの教育現場において、皆さん幸せに過ごすことができているでしょうか。この講義では、この科目が教職課程の科目であることを念頭に置きつつ、身近な事例を通して日本国憲法の基礎的知識の習得を目指します。本講義では、日常生じうる社会問題や学校等の教育現場における子どもの人権に関する問題について、憲法、特に人権概念を通して考える力を習得することを目的とします。
【到達目標】
憲法に関する基礎的知識(重要判例を含む)を習得する。
教職に関する専門科目の一つとして、憲法に対する理解と学校教育における問題や課題と結びつけて考えることができるようになる
【授業計画】
まずは、憲法の構造・特質の基礎を学ぶ。その上で、基本的人権について理解を深め、統治機構についても学ぶ。
週 内容 1はじめに・幸福追求権・子どもの人権 2憲法の基礎(憲法とは何か、憲法の特質)・立憲主義 3人権総論 4包括的基本権と法の下の平等 5精神的自由権1(内心の自由) 6精神的自由権2(表現の自由) 7経済的自由権 8人身の自由 9社会権、国民の義務 10統治機構総論(権力分立、国民主権の原理) 11内閣(行政権と内閣、議院内閣制) 12裁判所 13地方自治 14平和主義・憲法保障・憲法改正 15本講義のまとめ・試験(期末レポート)
【履修上の注意(含予習・復習)等】
講義は、講義毎に配布するレジュメに従って進めます。ただし、対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合があります。
講義には、意欲的に取り組み、事前に各授業内容のテーマに沿った問題意識をもって出席してください。
講義後は、取り扱ったテーマについて友人らと一緒に意見交換をすることで理解がより一層深まることに期待できます。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
各講義内で行う小レポート(50%)
期末レポート(50%)
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
○芦部信喜著・高橋和之補訂『憲法』第8版 岩波書店
参考文献は講義の中で適宜紹介する。