【シラバス基本情報】
科目名 | 教職実践演習(栄養) | |
担当教員 | 木村 具子 | |
配当年次 | 4年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 後期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 | 栄養教諭の経験を活かし、地産地消や郷土食など学校教育現場に取り入れられている食育の実際を学び、その具体的な方法について実践的に学ぶ授業を行っている。 |
【授業目標】
教職課程を中心とするこれまでの学びによって、学生が身につけてきた知識技能を確認し、不足している知識や技能を補うとともに、これまでに得た資質能力を有機的に統合し、学校現場に適応できる実践的能力を身につけることをねらいとする。具体的には、次の4つの事項についての資質能力を培う。
@ 使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項 A 社会性や対人関係能力に関する事項 B 生徒理解や集団指導に関する事項 C 食育等の指導力に関する事項
【到達目標】
@ 使命感や責任感、教育的愛情等を認識し、それを言葉によって表現できる。
A 社会性や対人関係能力の重要性を認識し、初対面の人とも率直で礼儀正しい応対や意見交換ができる。
B 食育等の指導力を振り返り、集団指導や個別指導に関する知識技能を高め実践できる。
【授業計画】
ロールプレイング、グループ討議、教育関係機関から講師を招いた学修などを行い、さらには自己を振り返り(ア)小学生・中学生を対象とする指導、(イ)食育に関するポスターづくり、(ウ)「食育だより」の作成のいずれかを選択させて履修させる。それらを通して、学校現場に適応できる実践的能力を身につけさせる。
週 内容 1オリエンテーション、教育実習時の指導を振り返り、課題の整理をする。(教職課程履修カルテ) 2「子どもの問題(使命感、責任感、教育的愛情)」に関する事例研究:グループ討議 3「子どもの問題(幼児・児童・生徒の理解)」に関する事例研究:ロールプレイング 4「教職員との協力体制(対人関係能力)」に関する事例研究:グループ討議 5「家庭・地域との協力(社会性)」に関する事例研究:ロールプレイング 6教育関係機関の講師による講義 質疑応答とレポート 7学校給食の管理に関する事例研究:グループ討議 8学校給食施設の見学・調査 質疑応答とレポート 9愛知県学校給食会の見学・調査 質疑応答とレポート 10自己を振り返り、実践的能力実につけるため主体的な取組みをする。((ア)、(イ)、(ウ)より選択実践) 11各自のテーマによる実践準備@ (調査・資料作り) 12各自のテーマによる実践準備A (リハーサル) 13各自のテーマによる食育指導の実践((ア)、(イ)、(ウ)の実践) 14全体の場で、第10〜13回の報告会を実施し、その後意見交換をする。 15まとめ(履修カルテへの記入)
【履修上の注意(含予習・復習)等】
栄養教諭として不足している知識や技能を補うため、自主的に学修に取り組み、その成果をPORTFOLIOに収録する。教職課程4年間の集大成をするための授業であり、本科目の単位が修得できない場合は、教員免許状は取得できない。
対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
「履修カルテ」と「教職実践演習PORTFOLIO」をチェックする中で、授業内容の理解度と実践的指導力を測り、合計して評価する。具体的には、毎時間のREPORT50%(@AB)、第10回から第13回の活動報告書50%(AB)の割合で合計して評価する。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎『食に関する指導の手引 -第二次改訂版-』文部科学省
その他授業の中で紹介する。