【シラバス基本情報】

【授業目標】

　教育及び保育現場においては、様々な楽器の演奏方法についての指導が行われたり、それらの楽器を使用した音楽活動が展開される。この授業では、特に使用頻度の高いピアノをはじめとして、現場で扱われる楽器について見識を深め、その扱いを身につけることをねらいとする。また、その演奏のために必要な、基本的な音楽理論について理解することを目標とする。

【到達目標】

　�@　音楽活動に必要な、基本的な音楽理論について理解する。
　�A　基本的なピアノの実技能力を身につける。
　�B　教育及び保育現場で用いられる楽器の扱い方を身につけ、アンサンブルを楽しむことができる。

【授業計画】

　一斉授業（松川による）とピアノ実技指導を中心とした個人レッスン（小笠原・櫻井・鈴木里・鬼頭・長澤・林の各担当教員による）を交互に行う。一斉授業では、以下の内容に加え、楽器のアンサンブル指導を行う。

週	内容
1	オリエンテーション（A・Bクラス合同）
2	楽器の分類法、楽典�@幹音と派生音
3	楽器の分類法、楽典�A音価
4	体鳴楽器、楽典�B臨時記号の用法と効力
5	体鳴楽器、楽典�C調号の用法と効力
6	膜鳴楽器、楽典�D拍子とリズム
7	膜鳴楽器、楽典�E複雑なリズム
8	気鳴楽器、楽典�F複雑な拍子
9	気鳴楽器、楽典�G速度記号
10	弦鳴楽器、楽典�H奏法に関する記号
11	弦鳴楽器、楽典�I奏法に関する標語
12	楽器分類のまとめ、楽典�Jリピート記号
13	その他の分類法、楽典�Kその他の反復記号
14	楽典のまとめ
15	期末実技試験及び講評

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　・　ピアノ個人レッスンは、進度に応じてそれぞれの担当教員から指導を受けること。
　・　実技能力は､レッスン内又はレッスン日だけの練習で習得できるものではない。積極的に自主練習を行い､
　　能力の向上に努めることが大切である。
　・　対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　筆記試験（40%）　�@
　実技試験（40%）　�A
　ポートフォリオ（20%）　�A�B

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　◎『バイエルピアノ教則本「やさしい楽典」付』音楽之友社
　ほか、各習熟度に合わせて適宜指示する。