【シラバス基本情報】
科目名 | 小児と栄養 | |
担当教員 | 吉田 衣里 | |
配当年次 | 2年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
保育現場における栄養教育の実践に生かされるよう、授業で与えられた演習課題に取り組んでいく。また、授業のまとめとして、演習で学んだ知識を基に実習を行い、それらを通し栄養の基本知識を幼児にわかりやすく伝えるための創造力を身につけることをねらいとする。
【到達目標】
@ 6つの基礎食品群や食事バランスガイドを理解し、バランスの良い食事構成を作ることができる。
A 食育につながる知識や技術を習得できる。 ?
【授業計画】
健康について、「健康日本21(第三次)、健やか親子21、食育基本法」など行政の取り組みについても学び、健康管理に関する目的を理解し、それらを「演習」「実習」の形で学習しながら実践につながるようにしていく。
授業方法として、教科書に沿って講義を進め、必要に応じてプリントを配布する。小テスを用いて知識や理解の確認を行う。
週 内容 1講義:オリエンテーション、「子どもの食と栄養」を学ぶ目的、子どもの健康と食生活 2講義・演習:「栄養に関する基本的知識」 糖質の代謝と栄養、6つの基礎食品群 3講義・演習:「栄養に関する基本的知識」 たんぱく質・脂質の代謝と栄養 4講義・演習:「栄養に関する基本的知識」 ビタミン・ミネラルの代謝と栄養、食物繊維と水分 5講義・演習:「栄養に関する基本的知識」 食事摂取基準、食生活指針、食事バランスガイド 6講義・演習:「子どもの発育・発達と食生活」 授乳・離乳の意義と必要性、咀嚼・味覚の発達 7講義・演習:「子どもの発育・発達と食生活」 乳児期栄養・離乳食期栄養 8実習:「子どもの発育・発達と食生活」 育児用ミルクの調整、月齢別離乳食の比較 9講義・演習:「子どもの発育・発達と食生活」 幼児期・学童期・思春期の栄養 10講義・演習:「食育の基本と内容」 食育基本法、保育所における食育の推進、学校給食 11講義・演習:「家庭や児童福祉施設における食事と栄養」 食事提供時の注意点、食育計画 12講義・演習:「食の安全」 感染症と食中毒、施設における衛生管理 13講義・演習:「特別な配慮を要する子どもの食と栄養」 食物アレルギー、栄養上の問題と対応 14実習:保育所給食、子どもに人気の献立の調理実習 15総括、試験、解説
【履修上の注意(含予習・復習)等】
教育者を目指す者として、子・保護者と直接関わるということを意識した姿勢。
講義を聴くばかりでなく、グループでの演習や実習に積極的に参加し、小児栄養に関する現状・問題点・解決策を出し合ったり、子・保護者に伝えるための手段としての媒体を考えたりすることで、食育を効果的に推進できる教育者を目指す。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
試験(50%)、毎回のレポート(40%)、授業態度(10%)により評価する。@A ?
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎子どもの食と栄養 改定第3版 児玉浩子
ISBN 978-4-521-74934-1 C3047 Y2100E