【シラバス基本情報】
| 科目名 | 衛生・公衆衛生学 | |
| 担当教員 | 川井 薫 | |
| 配当年次 | ２年 | |
| 履修方法 | 選択 | |
| 開講時期 | 前期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 2 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
公衆衛生の概念と保健行政のもととなっている感染症法、地域保健法、母子保健法、精神保健福祉法などについて習得し、保健・衛生行政の仕組みなどを理解する。また、健康づくりのための食生活指針、更には、 1980年頃からは酸性雨、オゾン層破壊､地球温暖化等の地球環境問題が指摘されるようになった。時代と共に変化した環境問題とその対策についても講義する。
【到達目標】
① 健康の定義、保健統計、疫学調査について説明できる。 ② 疾病の発生と予防、感染症とその予防について説明できる。 ③ 地域保健対策、母子・老人・精神保健及び保健医療制度について説明できる。 ④ 公害の原因と対策、地球環境問題とその対策について説明できる。 ⑤ 食品環境（食中毒）、屋内環境について説明できる。 ⑥ 産業（労働）環境（労災と職業病、健康診断）等について説明できる。
【授業計画】
毎回、配付資料を用いて、メモを取りながら理解を深める。
公衆衛生の概念 公衆衛生の意義、健康の定義・指標について 保健統計、主な疾病の予防 人口動態と人口静態、生活習慣病について 疾病予防と健康管理 疾病の発生予防と健康管理について 疫学 種々の疫学とその手法について 感染症 感染症の成り立ちとその予防と現状、感染症法について 学校・母子・地域保健 学校保健と母子保健の現状と動向、保健所の業務について 精神・老人保健、医療制度 精神保健、高齢者の介護対策、各種保険制度について 公害① 種々の大気汚染における原因とその現状、対策について 公害② 水質汚濁、土壌汚染、騒音における原因とその現状、対策について 地球環境問題① オゾン層破壊、酸性雨、地球温暖化の現状と対策について 地球環境問題② 海洋汚染、砂漠化、ダイオキシンの現状と対策について 生活環境 水質管理、廃棄物、屋内環境について 食品環境 食中毒の原因と予防等について 産業（労働）環境 職業病・労働災害の種類とその原因、対策について まとめ（定期試験） １～14回の講義のまとめ
【履修上の注意（含予習・復習）等】
本授業は、多領域にわたる内容を含むので、授業の前にはｼﾗﾊﾞｽに記載された授業計画の該当箇所を予習し、授業時に配付する資料のほか、教科書等を用いて授業後には60分程度の復習することが望ましい。また、毎回の授業で出欠を取り、出席状況は成績に反映する。尚､対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある｡
【成績評価の方法と評価割合（％）】
学期末試験90％、授業への取り組み姿勢と出席状況等10％
【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）
◎シンプル衛生公衆衛生学 2024 小山 洋監修 南江堂
○厚生衛生協会 厚生の指標臨時増刊 国民衛生の動向
毎回、資料（プリント）を配付します。