【シラバス基本情報】
科目名 | こども学専門演習U | |
担当教員 | 丸山 真名美 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 4 | |
備考 |
【授業目標】
本演習の目的は、次の3点である。@心理学一般についての知識を獲得し、理解し、我々人間の行動について客観的・科学的に分析・考察できるようになる。A自ら問題を発見し、課題を設定し、必要な情報を収集し、適切な分析を行い、客観的考察ができる能力を身につける。B収集した情報を、目的に応じ適切に処理する能力を身につける。これらの目標を達成することにより、4年次における卒業研究を行う基礎的能力を培う。
【到達目標】
@ 心理学における一般的な知識を身につけることができる。
A 文献・論文講読において、正確に内容を理解し、要旨をまとめることができる。
B 自ら問題設定し、問題解決に取り組むことができる。
C 研究内容を、分かりやすく適切にまとめることができる。
D グループで協同して学習に取り組むことができる。
【授業計画】
前期では、心理学概論のテキストを講読し、心理学という学問の内容を理解する。講読はゼミのメンバー全員による協同的学習の形態で行う。夏期休業期間中に、前期の学習内容で特に関心を持った分野についての専門書を読みまとめることを課題とする。後期は、人間の認知能力についてテーマにした協同研究を行う。協同研究を通して、心理学研究の考え方と研究の方法についての理解を深める。
週 内容 週 内容 1文献講読の方法 16課題の発表(学びのシェアリング) 2文献講読@:心理学とは 17心理学研究の実際@(文献講読) 3文献講読A:学習心理学 18心理学研究の実際A(文献講読) 4文献講読B:知覚心理学 19心理学研究の実際B(文献講読) 5文献講読C:認知心理学 20心理学研究の実際C(文献講読) 6文献講読D:認知科学 21Piagetの表象理論D(ディスカッション) 7文献講読E:発達心理学 22心理学研究の実習@(研究計画立案@) 8文献講読F:社会心理学 23心理学研究の実習A(研究計画立案A) 9文献講読G:教育心理学 24心理学研究の実習B(実験・調査の準備@) 10文献講読H:学校心理学 25心理学研究の実習C(実験・調査の準備A) 11文献講読I:性格心理学 26心理学研究の実習D(実験・調査の準備B) 12文献講読J:臨床心理学 27心理学研究の実習E(結果の分析@) 13文献講読K:子どもの心理臨床 28心理学研究の実習F(結果の分析A) 14文献講読L:心理統計学 29心理学研究の実習G(結果の分析B) 15専門書・論文の検索の方法 30心理学研究の実習H(考察・まとめ)
【履修上の注意(含予習・復習)等】
@ 文献講読においては、予習を十分にしてくること。
A 文献講読においては、使用テキストだけでなく、参考文献として取り上げられている資料も活用すること。
B 前期の文献講読、後期の文献講読は、各自、他のメンバーに対する責任感を持って取り組むこと。
C 「覚える」だけでなく、「理解する」ことに重点を置くこと。
D 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
・ 前期の文献講読(25%)@AD
・ 夏期休業中の課題(25%)ABC
・ 後期の文献講読(25%)@ABCD
・ 後期の心理学研究の実習(25%)BCD
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
適宜支持する。