【シラバス基本情報】

科目名 こどもと家庭<日常生活と衣食住>
担当教員 城戸 香代子
配当年次 2年
履修方法 選択
開講時期 後期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 少子高齢化が進む中で、人々の暮らし方、家族の捉え方、飽食の時代にあっての食事のとり方なども、日々変化している。時代背景をグローバルに捉えながら、現代に必要とされる「家庭科」を追究する。学校現場の現状を数多く取り入れながら講義を展開し、効果的な家庭科の指導について考える能力を養う。また、授業分析、指導案検討、布を用いての小物作り、模擬授業など具体的な体験を通して、基礎的な知識・技能を養う。

【到達目標】

 @ 保育・教育現場には、様々な家庭で生活する子どもがおり、保育・教育ではそうした子どもの日常生活や  衣食住を視野に入れて、子どもを捉える必要があることを理解できる。
 A 子どもの日常生活や衣食住に関する知見を深めて、家庭生活を大切にし、家族の一員として生活をより良  くしようとする態度を育てる保育者、教育者としての力量を高める。

【授業計画】

 第2回から第9回の授業は、ビデオ教材、資料などを用いた講義やグループ討議を通して、子どもの日常生活や衣食住に関する知見を深めるとともに、時代背景や社会的背景を視野に入れた問題意識を醸成していく。第10回から第14回は、それまでの学びからグループ毎にテーマを設定し、調査・検討した内容の発表する活動を通して、学修成果を共有する。

内容
1
オリエンテーション:授業のねらい及び進め方、評価について
2
家庭生活と家族(1):多様化する現代家族の実態
3
家庭生活と家族(2):家庭生活と仕事、家族や近隣の人々とのかかわり
4
日常の食事と調理の基礎(1):食事の役割と大切さ
5
日常の食事と調理の基礎(2):栄養を考えた食事と調理の基礎
6
快適な衣服と住まい(1):衣服の着用と手入れと快適な住まい方
7
快適な衣服と住まい(2):生活に役立つものの制作(1)基礎縫い
8
快適な衣服と住まい(3):生活に役立つものの制作(2)作品の制作
9
身近な消費生活と環境:環境に配慮した生活の工夫
10
こどもの家庭生活に関するグループワーク(1):テーマの選定
11
こどもの家庭生活に関するグループワーク(2):調査・検討 @
12
こどもの家庭生活に関するグループワーク(3):調査・検討 A
13
こどもの家庭生活に関するグループワーク(4):発表準備
14
こどもの家庭生活に関するグループワーク(5):発表・意見交換
15
まとめ こどもが育つ家庭、こどもがつくる家庭

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 本教科は、社会情勢や他教科と大いに関連する教科である。その為、日頃から積極的に書籍を読んだり、報道に触れるように努め、受講の際は、小学校教員を目指す者としての自覚を持って臨むこと。
 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 到達目標@Aについての理解度を以下のとおりの課題及び試験で評価する。
 ・ 小グループによる発表(15%)A
 ・ 各回のリアクションペーパーへの記入と授業内の小テスト(35%)@A
 ・ 定期テスト(50%)@A

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 適宜指示する。必要に応じて資料を配付。
 ○『小学校学習指導要領解説 家庭編』 文部科学省

 ○『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館 
 ○『保育所保育指針』 文部科学省 フレーベル館