【シラバス基本情報】

科目名 こども学専門演習U
担当教員 鈴木 正則
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考 教育行政機関及び管理職を含む教員の経験を活かし、小学校及び中学校教員に求められる算数の授業理論等について、教育現場に照らし合わせて実践的に学ぶ授業を行っている。

【授業目標】

 小学校算数科について,児童のつまずきの実態と原因,対策を研究したり,グループ学習を中心とした主体的・対話的で深い学びの指導方法の研究を行う。研究に際して,学校現場に出向いて授業観察や実態調査を行い実証的な研究を進める。あわせて、卒業研究の課題の設定、研究計画の立案、研究の進め方や論文の書き方を習得する。

【到達目標】

 (1)授業観察を通して,算数科における児童のつまずき・誤概念の実態を理解したり,算数の授業の進め方   を理解したりできる。
 (2)調査問題を作成したり,授業観察をレポートにして問題点を明らかにしたりできる。
 (3)卒業論文作成にあたり,問題と目的,研究方法,研究課題,調査問題などに作成する。

【授業計画】

内容
内容
1
オリエンテーション
16
授業分析
2
算数科における諸課題の把握
17
  @ フィールドノートづくり
3
算数科における指導方法や授業論の概要
18
  A 授業分析(つまずきの視点)
4
文献研究
19
  B 授業分析(相互作用の視点)
5
例・算数科における問題解決学習
20
第2回発表会・意見交換会 (主に授業分析)
6
 ・算数科における主体的対話的で深い学び
21
卒業研究の課題設定と研究計画の立案
7
 ・数学的な見方・考え方の育成
22
卒業研究の課題設定と研究計画の立案
8
 ・グループ学習
23
卒業研究の課題設定と研究計画の立案
9
 ・授業分析
24
卒業研究の課題設定と研究計画の立案
10
第1回発表・意見交換会(文献研究の成果)
25
第3回発表会・意見交換会(課題と研究計画)
11
文献研究及び学校現場の授業分析
26
課題と研究計画の修正 文献収集
12
  @ 授業分析の仕方
27
課題と研究計画の修正 文献収集
13
  A 文献研究
28
課題と研究計画の修正 文献収集
14
  B 文献研究の要約と引用
29
卒業研究の課題と研究計画の決定
15
前期のまとめと後期の計画
30
第4回発表会(課題と研究計画)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ・ 学生ボランティア、大府市算数教室、各種研究会の活動等に参加できること。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 ・ 卒業研究計画書(40%)
 ・ 課題レポートと発表(30%)
 ・ 主体的な研究姿勢(30%)

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 特になし。必要に応じて準備する。

 〇鈴木正則「小学校算数 グループ学習大全」明治図書