【シラバス基本情報】
科目名 | こども学専門演習U | |
担当教員 | 出井 伸宏 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 4 | |
備考 |
【授業目標】
この演習では、文献研究や実践事例の分析及び過去の教材発掘・教材開発の事例や学校現場の授業参観を通して、小学校社会科の指導方法、特に問題解決的な学習方法の習得につながる基礎的な知識や技能を身に付けることをねらいとする。また、本演習を通して卒業研究につながるテーマを見つけ、研究計画を立てて卒業論文作成に向けて文献・資料を収集していくことをねらいとする。
【到達目標】
@小学校社会科学習における教材づくりや問題解決的学習の充実に向けて、必要な知識と技能を習得しながら
これからの社会科授業づくりと実践を考えることができる。
A小学校社会科の授業参観を基に、よりよい小学校社会科の授業づくりについて考えることができる。
B卒業研究にかかわる問いとテーマを見つけ、研究計画案を立てて、文献・資料を収集しようとしている。
【授業計画】
週 内容 週 内容 1オリエンテーション 16実践研究@地域素材の教材化 2社会科教育の意義と特性 17実践研究Aグローバル化する国際社会教材 3授業づくり@問題解決的な学習過程 18実践研究B社会に見られる課題の教材化 4授業づくりA学習評価 19実践研究C具体的な体験を伴う学習の充実 5授業づくりB学習指導案 20実践研究D思考ツールの活用 6よりよい実践の追究@学習活動 21実践研究Eプロジェクト型学習の導入 7よりよい実践の追究A発問と指示 22教育実践記録@これからの社会科教材 8よりよい実践の追究B資料の活用 23教育実践記録Aこれからの社会科学習方法 9よりよい実践の追究C地図、地球儀 24研究の進め方と研究テーマ設定・問いの明確化 10よりよい実践の追究DICTの活用 25先行研究の文献資料収集 11よりよい実践の追究E板書・ノート活用 26卒業研究に向けての研究計画案の発表 12よりよい実践の追究F表現活動・まとめ 27研究テーマの見直し、研究計画の再検討 13社会科における学び@教材開発の方法 28卒業研究に必要な文献・資料の収集@ 14社会科における学びA授業記録と分析 29卒業研究に必要な文献・資料の収集A 15社会科における学びBこれからの社会科 30卒業研究発表会
【履修上の注意(含予習・復習)等】
研究校の授業参観なども行う予定である。通常以外のゼミ活動に参加できるとよい。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
課題レポート(30%)
発表やディスカッションへの参加(30%)
卒業研究計画案(40%)
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎文部科学省「小学校学習指導要領解説(平成29年告示)社会編」日本文教出版
〇澤井陽介・中田正弘ほか「実践・小学校社会科指導法」学文社
○出井伸宏「小学校社会科実践の不易」黎明書房
〇出井伸宏「休校になっても学びを止めない探究する子どもを育てるー小学校社会科カリキュラムの中核をプロジェクト化」黎明書房参考文献については適宜紹介する。