【シラバス基本情報】

科目名 教科教育法(国語)
担当教員 松岡 礼子
配当年次 4年
履修方法 選択
開講時期 後期
授業形態 演習
単位数 2
備考

【授業目標】

 学習指導要領に示された国語科の目標、内容を理解し、学習指導案の作成や模擬授業の実践を通して国語の指導力を身につけることをねらいとする。さらに、授業評価の方法を習得し、課題を見付け、授業内容や指導方法を改善していく力を養成することをねらいとする。

【到達目標】

 @ 小学校学習指導要領に示された国語科の目標、内容を理解し、教材を研究することができる。
 A 学年別目標や単元のねらいを踏まえ、教材の特徴に応じた授業を立案することができる。
 B 授業評価を適切に行い、課題を見付け、授業内容な指導方法を改善していくことができる。

【授業計画】

 ・ 1〜2週は、学習指導要領の内容を理解することを主とする。
 ・ 3〜6週は、実際の教材を使用し、教材研究と授業の立案・展開の方法を具体的に学ぶ。
 ・ 7〜8週は、教材分析ノートを作成し、教材の特徴を明らかにする。
 ・ 9〜14週は、グループ活動。教材の特徴を生かした授業を考案し、発表する。
 ・ 15週は、学習のまとめとして、相互評価と自己評価に関するレポートを作成する。

内容
1
オリエンテーション(授業の進め方、評価の方法、国語科教育の変遷と国語を学ぶ意義)
2
国語科の目標と内容(学習指導要領の理解)
3
教材研究の方法と授業の展開例:「読むこと」(文学的文章)
4
教材研究の方法と授業の展開例:「読むこと」(説明的文章)
5
教材研究の方法と授業の展開例:「書くこと」(作文・書写)※ICT機器・教材の活用を含む
6
教材研究の方法と授業の展開例:「話すこと・聞くこと・言語事項」
7
模擬授業に向けての教材の選択と分析、グループ編成
8
模擬授業の準備:教材研究レポートの作成
9
模擬授業の準備:学習指導案の作成
10
模擬授業の準備:教材プリントと板書計画案、視聴覚資料の作成※ICT機器・教材の活用を含む
11
模擬授業の準備:学習指導案集の作成
12
模擬授業と授業評価グループ@
13
模擬授業と授業評価グループA
14
模擬授業と授業評価グループB
15
学習のまとめ(相互評価と自己評価レポートの作成)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 テキストやプリントをしっかりと読み、授業に臨むこと。
 教材研究に必要な文献資料を自主的に収集すること。
 時間が足りない場合は、空き時間を使って課題に取り組むこと。
 オンデマンド形式の授業など、遠隔による授業を実施する場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 教材研究レポート(20%)と学習指導案・教材プリント・板書計画案(30%)で国語科の目標と内容に関する理解度及び教材を分析する力を、模擬授業と授業評価(30%)で国語科の指導力を、相互評価と自己評価に関するレポート(20%)で課題を見つけ、授業の内容や方法を改善していく能力をはかり、それらを合計して評価する。遠隔授業では、フォームへの課題提出を求める場合がある。また、模擬授業をZoomによる実施や動画提出で代替する場合がある。@AB

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 〇松山雅子編『書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ:自己認識としてのメディア・リテラシ ーをめざして』渓水社
 ◎文部科学省『小学校学習指導要領解説−国語編』東洋館出版社

  小学校国語科の教科書(光村図書ほか)
  その他授業内でプリントを配付する。