【シラバス基本情報】
科目名 | 教科教育法(社会) | |
担当教員 | 出井 伸宏 | |
配当年次 | 4年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
教科教育法(社会)では、「小学校学習指導要領解説 社会編」の内容を理解することに重点を置き、小学校社会科教育における授業開発についての基礎的知識を学び、具体的な授業方法の習得を目指す。
その上で、模擬授業の学習指導案を作成し、模擬授業を通じて実践的な指導力を身につけさせる。さらに、模擬授業における授業評価の方法について習得させることをねらいとする。
【到達目標】
@ 小学校学習指導要領社会科の内容を理解し、そこに示された学習内容を基に実際の授業が作られているこ
とを授業の実践例の中で理解できること。
A 社会科のモデル授業を分析し、「良い」社会科授業づくりの条件を理解できること。
B 小学校学習指導要領社会科やモデル授業に基づいて単元の学習指導案が作成できること。
C 模擬授業を協力して行い、相互に授業評価ができること。
【授業計画】
第1週〜第3週までは学習指導要領の構造理解・内容理解を中心とする。第4週〜第5週は、学習指導要領や小学校社会科教科書に沿った学習指導案を開発する。第6週?第9週は、社会科における「良い」授業とされるモデル指導案・授業映像を分析し、より良い社会科授業づくりに向けてのポイントを学ぶ。第10週?第12週は模擬授業に向けた準備期間とし、クループでモデル授業を視点に学習指導案と教材の作成を行う。第13週〜第15週で模擬授業を実施する。
週 内容 1オリエンテーション(授業の進め方、成績評価の仕方等を説明) 2戦後からの教育改革と学習指導要領社会科の内容の変遷について 3小学校学習指導要領解説社会編の内容について 4学習指導案の作成(1)単元の構造づくり 5学習指導案の作成(2)本時の構造づくり 6小学校社会科のモデル授業(1)−3年生の実践を事例に− 7小学校社会科のモデル授業(2)−4年生の実践を事例に− 8小学校社会科のモデル授業(3)−5年生の実践を事例に− 9小学校社会科のモデル授業(4)−6年生の実践を事例に− 10学習指導案の修正(1) モデル授業を視点にした単元の構造の修正 11学習指導案の修正(2) モデル授業を視点にした単元の構造の修正 12模擬授業に向けた準備(板書計画・ICT機器の取り扱いを含む) 13グループによる模擬授業と授業評価(1回目) 14グループによる模擬授業と授業評価(2回目) 15グループによる模擬授業と授業評価(3回目)
【履修上の注意(含予習・復習)等】
模擬授業に向けて積極的に取り組み、学習指導要領に基づいた学習指導案を作成すること。模擬授業に向けた教材は指定された期日までに提出すること。模擬授業では各自が責任を持って担当し、協力し合って取り組むこと。万一、準備に時間が不足する場合は、空き時間を使って作成すること。なお、対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
第5週終了時の個人で作成した学習指導案(20%)及び
第9週終了時の個人で作成した小レポート(20%)及び
第11週終了時のグループで作成した修正学習指導案(30%)及び
第13週?第15週の模擬授業及び授業検討会の対話への参加(30%)を総合評価する。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◯『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』 日本文教出版
参考文献については適宜紹介する。