【シラバス基本情報】
科目名 | 保育実習T<保育所> | |
担当教員 | 金森 由華 | |
配当年次 | 2年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 通年(集中) | |
授業形態 | 実習 | |
単位数 | 2 | |
備考 | 実質10日間の学外実習を実施 |
【授業目標】
保育士資格取得のための必修科目である。最初に行う保育実習として位置づいており、保育士としての基礎的な実践力を養うことを目的としている。
学内で履修した授業の成果を踏まえ、保育所での体験的学習を通して、子どもの発達や最善の利益原則など、保育士となるための基礎的な知識・技術及び倫理観を養う。
【到達目標】
@ 保育所の基本的な役割や機能を体験的に理解している。
A 観察や子どもとの関わりを通して、子どもへの理解を深めることができる。
B 保育所の保育内容や保育環境について体験的に理解している。
C 全体的な計画及び指導計画の意義を理解している。
D 保育士の業務内容と職業倫理を理解し、向上心を持って取り組むことができる。
【授業計画】
原則、11月に2週間実施する。本実習は、保育士のための基礎的な実践力を養うものである。頭と体を十分に使って取り組むこと。保育の仕事全般についての流れを見通しながら本実習では、最初の保育所実習として観察と記録を中心に取り組むことが課題である。
<実習の内容>
1.保育所について理解する。
2.保育全般に参加し、保育技術を習得する。
保育の一日の流れを理解し、参加する。保育に参加することで保育技術を習得する。
3.子どもの個人差について理解し、対応方法を習得する。特に発達の遅れや生活環境にともなう子どもの ニーズを理解し、その対応方法について学ぶ。
子どもの観察や関わりを通して乳幼児の発達を理解する。
4.保育内容や保育環境について、具体的に理解する。
生活や遊びなどの一部分を担当することを通じて学ぶ。
5.全体的な計画及び指導計画の意義を理解する。
全体的な計画や指導計画を見せてもらい、それが日々の保育にどのようにいかされているのかを理解する。
6.子どもの最善の利益への配慮を学ぶ。
子どもの最善の利益を具体化する方法について学ぶ。
安全及び疾病予防への配慮について理解する。
7.保育士としての職業倫理を具体的に理解する。
職員間の役割分担とチームワークについて理解する。
8.保育所の保育士に求められる資質・能力・技術に照らし合わせて、自己の課題を明確にする。
【履修上の注意(含予習・復習)等】
実習前には、配属クラスの年齢の子どもの発達等基礎知識を復習し、弾き歌いや遊び、紙芝居等の保育実技も自主的に準備すること。
保育者の指導や指示を十分に理解し受け止めながら、積極的に子どもたちに関わること。
保育現場における観察や実践に基づき、実習記録をしっかりとつけて考察すること。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
実習施設による評価(60%)に加え、実習中に記録し、実習後に提出される実習記録(40%)の記載内容に基づき評価する。@ABCD
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
「保育実習T指導」で適宜指示をする。