【シラバス基本情報】
科目名 | 保育実習T指導 | |
担当教員 | 金森 由華・吉田 幸恵・大坪 裕美子 | |
配当年次 | 2年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 通年(1年前期~2年後期、一部集中) | |
授業形態 | 実習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
2年次は、11月に保育所実習2週間、8月半ばから9月半ばに施設実習10日間を実施する。本授業では、これらの実習を滞りなく行うための事前事後指導を行う。具体的には、実習参加の目的、内容、方法について具体的に身につける。特に、実習に向けて態度、挨拶、提出物の点検、実習日誌・記録の書き方、子ども理解の基本、観察の基本について理解する。施設実習については、宿泊を伴う場合が多いこともあり、掃除・洗濯等生活態度全般にわたり自己点検する。実習終了後には振り返り会を行い、次回の実習に向けて自己課題を明確にする。
【到達目標】
(実習前)保育者としての基本的態度がどのようなものであるのかについて理解し、普段から実践している。
自分なりの保育実習の目標を明確にすることができる。
子どもの発達に関する基礎知識を理解し、観察記録の基本的な記入方法を理解している。
保育実技や教材を研究し、実習に備えることができる。
(実習後)実習前に掲げた目標の達成度を客観的に振り返り、自己の課題を明確にすることができる。
【授業計画】
1. オリエンテーション 保育実習とは
2. 実習参加要件の確認と実習事前指導の流れ
3-4. 実習目標の設定と書類の作成
5. 実習日誌・記録の書き方@ 記録の意義と視点(施設)
6. 実習日誌・記録の書き方A 記録の作成と注意点(施設)
7. 保育指導案の書き方@ 施設
8. 保育指導案の書き方A 保育所
9. 子ども理解・保育のねらい・内容の確認
10. 基本的な援助技術に関する学習
11. 人権配慮に関する学習
12. 実習(施設)に向けての注意点
13. 実習巡回教員の確定と打ち合わせ
14. 現地オリエンテーションに向けての準備
15. 実習直前における諸注意事項の確認
16. 実習(施設)の振り返り会
17. 実習(保育所)にむけてのオリエンテーション
18. 実習日誌・記録の書き方@ 記録の意義と視点(保育所)
19. 実習日誌・記録の書き方A 記録の作成と注意点(保育所)
20. 実習書類の作成と目標の設定
21. 保育所(大府市立保育園の園長)講話
22. 保育技能の確認@ 絵本・紙芝居・手遊び
23. 保育技能の確認A ペープサート・パネルシアター
24. 保育所における子どもの姿と関わり
25. 保育指導案の確認
26-27.実習巡回教員確定と打ち合わせと現地オリエンテーションの準備
28-29.実習の振り返りとまとめ
30. 総括
【履修上の注意(含予習・復習)等】
制作等も行う予定である。材料や裁縫道具、文具等を持参するよう指示する回もあることを心得ておくこと。
また、学外での保育ボランティアも推奨している。普段から積極的に子どもに関わるようにすること。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
保育活動・子どもに関する理解度や保育技術を、制作(20%)、観察記録・指導案(20%)により評価する。
加えて、専門知識に関する理解度や自己の課題や到達点への気づきについて、レポート(40%)や発表(20%)で評価する。
なお、保育実習T<保育所>及び保育実習T<施設>の完全な履修をもって評価対象とする。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎愛知県保育実習連絡協議会他編 『保育士を目指す人の福祉施設実習<第2版>』 みらい
◎谷口征子・大浦賢治編著『実践につながる新しい教育・保育実習ー自ら学ぶ実習を目指して』ミネルヴァ書 房