【シラバス基本情報】
科目名 | スポーツマッサージ・テーピング | |
担当教員 | 佐藤 丈能 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
スポーツマッサージ(SM):マッサージの基礎的な専門知識を理解し、スポーツの場面での有効なマッサージの手技、タイミング、リスク管理を把握し、スペシャリストにより近い技術を身につけることをねらいとする。また、実際に30分という枠の中で十分に効果のあるマッサージを全身にわたり行える技術を身につけ、指導者として活用できるようにする。
テーピング(TP):テーピングの種類別の特性と基礎的な専門知識を理解する。特に足部中心に、テーピングが巻ける技術を身につけ指導者として活用できることをねらいとする。
【到達目標】
SM:@ スポーツマッサージのルールを理解し、様々な手技を使ったマッサージができる。
A 全身のマッサージが決められた時間内(30分)に施術することができる。
TP:@ 様々な種類のテーピングが持つ性質を理解し、巻く部位に応じたテーピングを巻くことができる。
A 足関節のコットンバンテージ(CB)による捻挫予防のテーピングが5分内に正確に巻くことができる。
スポーツマッサージ/SM テーピング/TP
【授業計画】
この実習ではまず、スポーツマッサージの基礎知識を理解した後、スポーツマッサージに必要な手技の使い方の練習を行う。手技が十分に使えるようになったことを確認し、下肢から上肢まで各部位に適切な手技の使い方を把握していく。最終的には、足部から始まり上肢までの部位を30分で、くまなく十分に施術できるように練習を行っていく。後半ではテーピングの基礎知識を理解した後、テーピングに必要な基本的な技術を身につけていく。ある程度テーピングに慣れたら(カットの仕方、圧のかけ方、巻く方向等)足関節の内反捻挫予防テーピングの技術を習得していく。最終的には日本スポーツ協会公認ATテキストの足関節の巻き方に準拠し、5分以内に奇麗に巻き上げることができるようにする。
週 内容 1スポーツマッサージの前に・コンディショニングでのスポーツマッサージの理解 2スポーツマッサージの手技・軽擦法(手掌、手根、四肢、二肢、母肢、指顆) 3スポーツマッサージの手技・揉捏法(手掌、手根、四肢、二肢、母肢、把握) 4スポーツマッサージの手技・強擦法、振戦法、圧迫法、伸展法、運動法) 5コンディショニングの手法・下肢(足底、下腿三頭筋、下腿前面、ハムストリング) 6コンディショニングの手法・臀部、腰部、背部、上肢 7スポーツマッサージの時間配分・全身30分でのマッサージ 8前半45分スポーツマッサージまとめ、後半45分テーピングガイダンス 9テーピング基礎知識・テーピングの種類、定義、目的、コンディショニングの手法 10テーピングの実際・アンダーラップの巻き方 11テーピングの実際・足関節内反捻挫予防テーピング(アンカー、スターアップ、ホースシュウ) 12テーピングの実際・足関節内反捻挫予防テーピング(サーキュラー、ヒールロック、エイト) 13テーピングの実際・5分以内で巻き上げるトレーニング 14テーピングの実際・5分以内で巻き上げるトレーニング 15テーピング実習まとめ
【履修上の注意(含予習・復習)等】
スポーツマッサージの場合は、筋肉の名前、場所、起始部・停止部をあらかじめ学習しておくことが望ましい。
★トレーナー:選択
【成績評価の方法と評価割合(%)】
SM/TP:期末に1回行う実技試験の得点によって評価する。(100%)@A
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
実習時に適宜紹介する。