【シラバス基本情報】
科目名 | 検査・測定と評価<基礎> | |
担当教員 | 佐藤 丈能 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 後期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
本講義では、アスレティックトレーナーに必要とされる評価について、基礎と共に専門知識の理解ができ、具体的な評価による問題点抽出までのプロセスを理解し、実践できる能力を習得するとともに、アスレティックトレーナーが評価を進める上で必要となる検査測定手技について、その目的と意義を理解し、具体的な実技ができるまでの能力を習得することをねらいとする。
【到達目標】
@ 基本的な関節可動域測定が正確にでき、それに基づいてコンディショニング及び、傷害の評価ができる。
A 徒手筋力検査の目的を理解し、リスク管理した上で機能評価ができる。
B 機能評価における検査測定結果を解釈し運動機能に関する問題点を抽出しアスレティックリハビリテーシ
ョン及びコンディショニングができるようになる。
【授業計画】
講義内容はテキストに従って進行し、検査測定項目や評価項目の説明だけに終わることなく、評価体系の大枠の理解を基礎として最初に理解してもらい、各検査項目の目的と意義については検査項目に影響を与える要因も合わせて講義し、最終的な評価解釈につながるように配慮していく。また、医学的判断は医療資格者による必要があることを確認し、医療資格者との連携を周知してもらう。
週 内容 1アスレティックトレーナーによる評価の目的、意義及び役割 2機能評価に必要な検査測定 3機能評価で使われる機器、道具及び問題点の抽出 4機能評価に基づくアスレティックリハビリテーション及びコンディショニングの目標設定 5機能評価に基づくアスレティックリハビリテーション及びコンディショニングプログラムの立案 6姿勢・アライメントの観察、計測の目的と意義、またその計測方法 7関節弛緩性検査の目的と意義、またその検査測定 8関節可動域検査の目的と意義、またその計測方法 9関節可動域に影響を与える筋郡のタイトネスの検査測定方法 10筋委縮に関する検査の目的と意義、筋委縮や筋肥大の程度の観察方法 11徒手的筋力検査の目的と意義、またその具体的方法 12機器を用いた筋力及び筋持久力の検査測定の目的と意義、またその評価指標 13全身持久力の検査測定の目的と意義、またその評価指標と具体的手法 14身体組成の検査測定の目的と意義、またキャリパーを用いた身体組成計測 15一般的な体力測定の検査項目とその目的と概要
【履修上の注意(含予習・復習)等】
・ 体力検査測定・評価をする上で、解剖・生理学、機能解剖学をあらかじめ学習していることが望ましい。
・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
課題レポート2回分により評価する。(100%)@A
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー専門テキスト D検査・測定と 評価