【シラバス基本情報】

【授業目標】

　アスレティックトレーナー実習（基礎・発展）を終え、いよいよ実際に活動を行ってもらうわけだが、この実習では選手に対しストレッチング、テーピング、応急処置を中心に、自らが判断し評価してアスレティックトレーナーとしての役割を果たせるようにする。もちろん指導教官ATの下ではあるが、コンディショニング、ケア、処置など、今まで学習した基礎を現場で役に立て、計画通りに遂行する能力を身につけ、実習の成果を客観的に分析できることがねらいである。

【到達目標】

　�@　アスレティックトレーナーとして現場でのアクシデントに対応できる。
　�A　スポーツ現場にて選手・スタッフとコミュニケーションをとり、コンディショニング及び怪我に対しての
　　アドバイスができる。

【授業計画】

　スポーツ現場にて実際にアスレティックトレーナー活動をするわけだが、最初は何をしていいのかも分からない状態になるのを防ぐためにも、毎回テーマを決めてアスレティックトレーナー活動を行っていく。この実習では、ストレッチ、テーピング、応急処置を中心に現場にて学ぶ。また、現場ではいかなる場合でも対処できるように万全の準備を整えて活動していく。

週	内容
1	スポーツ現場における外傷の応急処置について再確認
2	種目特性に応じたスポーツ外傷の再確認
3	種目特性に応じたスポーツ障害の再確認
4	場面に応じたストレッチの使い分け(ウォーミングアップ、クーリングダウン等)
5	ストレッチのバリエーションの再確認(スタティック、ダイナミック、バリスティック)
6	徒手抵抗ストレッチの実際(アイソメトリック、エキセントリック、コンセントリック)
7	ストレッチのリスク管理について
8	機能解剖の再確認(下肢を中心に主要筋郡)
9	機能解剖の再確認(上肢を中心に主要筋郡)
10	専門とするスポーツ種目における外傷・障害高発部位へのテーピングの確認
11	スポーツ外傷・障害への予防のテーピングについて
12	スポーツ外傷・障害への機能的なテーピング(ファンクショナルテープ)
13	テーピング技術について考える(正確・スピード)
14	心肺蘇生法の再確認
15	止血法の再確認

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　・救急処置法に関して、あらかじめ学修していることが望ましい。
　・対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
　★トレーナー：選択　

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　実習参加回数（50％）�@�Aと、トレーナー実習ノート（50％）�@�Aの合計点によって評価する。

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　◎日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーテキスト�@〜�H

　◎「分冊　解剖学　アトラス」文光堂
　◎「図解　四肢と脊椎の診かた」医歯薬出版株式会社