【シラバス基本情報】

科目名 専門演習
担当教員 佐藤 丈能
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考

【授業目標】

 アスレティックトレーナーとしての立場から、選手に対して何ができるのか、障害・外傷でスポーツ活動ができない選手をいかに早く復帰させるか、また何らかの理由でパフォーマンスが向上しない選手に対し、アスレティックトレーナーとしてどのようにアプローチしたらよいかを身につけ、指導者として活用できるようにする。
 また、スポーツ現場へ足を運び、実際に活躍するアスレティックトレーナーの仕事を見学・体験し、アスレティックトレーナーの仕事内容を理解できることが目標である。

【到達目標】

 @ アスレティックトレーナーの役割を理解できる。
 A アスレティックトレーナーとして医学的知識を持ち、選手を指導できる。
 B 怪我をした選手の復帰までのアスレティックリハビリテーションを中心とした計画を立案し遂行できる。

【授業計画】

 様々なスポーツ現場でのAT活動に備え、今までの実習等で学んだアスレティックトレーナーの役割を基に、実際現場で活動ができる技術、知識、礼節を学んでいく。また、現場のプロのアスレティックトレーナーの先生から応急処置、アスレティックリハビリテーションから傷害についても学んでいく。それと並行して、病院、治療院でのアスレティックトレーナーとしてのあり方についても学習する。アシスタントトレーナーとして活動ができるように学習していくとともに、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格試験に合格できるような学習も並行して行う。

内容
内容
1
ATに関しての復習・役割
16
アスリハについて・RICE処置
2
ATに関しての復習・礼節
17
アスリハについて・物理療法
3
ATに関しての復習・Tape
18
アスリハについて・傷害別メニュー
4
ATに関しての復習・MA
19
アスリハについて・メニューの組み立て
5
代表的なスポーツ傷害について・手首、肘
20
アスリハについて・実際に指導
6
代表的なスポーツ傷害について・肩関節
21
アスリハ以外の治療方法について
7
代表的なスポーツ傷害について・足関節
22
スポーツ現場へ行く上での注意事項
8
代表的なスポーツ傷害について・膝関節
23
必要なトレーナー七つ道具
9
代表的なスポーツ傷害について・股関節
24
トレーナーキット作成
10
代表的なスポーツ傷害について・腰部
25
様々な現場でのトレーナー活動
11
代表的なスポーツ傷害について・内科的疾患
26
AT現場実習・見学
12
種目特性に応じたAT活動内容・バスケットボール
27
AT現場実習・見学
13
種目特性に応じたAT活動内容・陸上競技
28
AT現場実習・アシスタントとして活動
14
種目特性に応じたAT活動内容・野球
29
AT現場実習・アシスタントとして活動
15
種目特性に応じたAT活動内容・コンタクトスポーツ
30
1年のまとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ・ 解剖・生理学、コンディショニング論、アスレティックトレーナー概論、トレーニング科学及び、テーピ
  ング・マッサージをあらかじめ学習しておくことが望ましい。
 ・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 スポーツ外傷・障害の評価から応急処置、コンディショニングまでの実技試験(20%)と、AT実習における事例報告の合計点により評価する。@AB

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナーテキスト@〜H
 ◎四肢と脊椎の診かた ◎運動生理学20講