こども健康・教育学科 教育方針(3つのポリシー)

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

<教育の目標と特色および求める人間像>
 こども健康・教育学科は、『心身ともに健全な子どもを育てるための指導者・支援者として豊かな人間性と子どもの成長・発達に関する高度な専門知識を身につけ、人々の健康実現に寄与・貢献できる人間力の育成』を教育目標としています。
 また、本学科は、保育士資格の他に幼稚園・小学校教諭及び中学校教諭(保健体育)の免許取得課程を有し、子どもの健全な発育・発達に関しての基礎知識とともに、各年代の子どもの成長に対して科学的かつ効果的に指導・支援できるような高度な専門知識と実践力を身につけるための特色ある教育を展開しています。
 そのため、こども健康・教育学科では強い目的意識のもとに次のような志のある人を求めています。

1 乳・幼児期から児童期における子どもの成長・発達に関心をもち、将来、保育士・幼稚園及び小学校の教員を目指す人。
2 児童期から青少年期における子どもの成長・発達に関心をもち、将来、小学校及び中学校(保健体育)の教員を目指す人。
3 子どもの発育・発達に関心をもち、将来、地域における子どもの健康・体育・食育に関する指導者を目指す人。
4 子どもの発育・発達に関して、その環境の向上・改善に積極的に関わり、将来、子どもの健全育成に関する専門職を目指す人。

<受験生に求める学修内容と入試における評価観点>
 本学科で学ぶにあたっては、高等学校で履修した全ての教科の基礎学力を身につけ、子ども自身及び子どもにかかわる健康・教育問題について、書籍、新聞などの報道を通して関心を高めておくとともに、自分の住む地域で積極的に子どもとかかわる活動に参加しておくことを望みます。
 入学試験では、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」について、以下のような観点で評価します。
1. 知識・技能
 こどもの成長・発達を支援できる専門職に求められる知識・技能を学修するためには、高等学校の教育課程を幅広く学び、自身の興味ある分野ではより深く学修できることが重要です。
 入学試験では、保育士、幼稚園・小学校教諭及び中学校教諭(保健体育)の資格取得を目指して学ぶために必要な基礎的な知識・技能をどれだけ身につけているかによって判定します。
2. 思考力・判断力・表現力
 こどもの成長・発達を促し、健康で活力あるこどもを育成する支援者・教育者になるためには、こどもを取り巻く諸課題を深く探求し、課題解決に向けて工夫・改善のための方策を判断し、適切に表現し伝える力が重要です。
 入学試験では、これらの問題を探求し、成果をまとめ世の中に発信していくための基礎的な力がどれだけあるかによって判定します。
3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
 こどもの成長・発達を支援できる専門職として社会に寄与・貢献するためには、こどもの多様な課題解決に積極的に取り組み、多様な人々の考えを理解し、コミュニケーションを図る能力が重要です。
 入学試験では、こどもを取り巻く状況を的確に判断し、周囲と協調して適切な支援と指導のために必要な専門知識を積極的に学ぶ姿勢や心構えがあるかどうかによって判定します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

こども健康・教育学科では、教育目標を達成するために、学科が定める所定の単位を修得し、
以下の能力を身につけた学生に対して学士(こども学)の学位を授与する。

1 乳・幼児期から青少年期に至る子どもの成長・発達を系統的に理解し、各発達段階のつながりを踏まえて指導・支援することができる。
2 子どもを取り巻く社会及び環境に関心をもち、その向上・改善に必要な知識を獲得し、自ら行動することができる。
3 乳・幼児期から青少年期に至る子どもの各発達段階に必要な遊びと文化(含環境)について、指導・支援することができる。
4 乳・幼児期から青少年期に至る子どもの適切な運動と栄養について理解し、一人ひとりの子どもが抱える課題を捉えるだけではなく、地域全体の子どもの健全な発達についても指導・支援することができる。
5 発達障害を含めた多様な子どもを適切に支援するための知識と技術を身につけ、指導・支援することができる。
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