ホーム > お知らせ > 2024年 > 1月の新着図書のお知らせ★『健...

お知らせ

2023.01.01 1月の新着図書のお知らせ★『健康格差社会 : 何が心と健康を蝕むのか / 近藤克則著』など他にもあります

新着図書を附属図書館1階カウンター横の棚に並べました。
一覧表はこちらをクリックしてください →  1月の新着図書

今月は『健康格差社会 : 何が心と健康を蝕むのか / 近藤克則著』をご紹介します。

 本書の初版は2005(平成17)年に出版された。後に国の健康政策「健康日本21(第2次)」(2012年)や厚生労働白書(2014年)、医学教育モデル・コア・カリキュラム(2016年)などにも登場するようになる「健康格差」「健康の社会的決定要因(social determinants of health:SDH)」「ソーシャル・キャピタル(social capital)」などの言葉、そして、それらを解明する「社会疫学(social epidemiology)」は、当時はごく一部の研究者しか知らなかった。まだ「平等な国」という幻想が残っていた日本では、健康にまで格差があることは共通認識になっていなかった。(中略)あれから17年が経った。社会疫学を専門とする研究者が増えて、同書で示した「おそらく○○だ」という予測や理論(仮説)については、かなり検証が進んだ。そして、国の行う調査でも、日本に「健康格差」があることが報告されるようになり、共通認識となった。
 第2版となる本書では、この17年間に新たに蓄積されたライフコースや建造環境、ゼロ次予防をはじめとする科学的な知見や動向などを紹介しながら、健康の社会的決定要因による健康格差生成のプロセスがどこまで実証されてきたのか、その到達点を描きたい。今後、さらに数十年単位で発展し続けるであろう社会疫学研究と、環境に介入する「ゼロ次予防」の社会実装の可能性と課題を考えたい。
                         ・・・・・・ 第2版の序より

社会と心と健康の関連性や「笑い」の効用等を取り上げながら、人を取り巻くさまざまなストレスに対処し、「生き抜く力」をどのように強化していくかを分かりやすく解説するおすすめの1冊です。

その他の新着図書
差別のない社会をつくるインクルーシブ教育 : 誰のことばにも同じだけ価値がある / 野口晃菜, 喜多一馬編著
最新の重要教育用語がよくわかる本 / 教育ジャーナル編集部編
誰でもできるスポーツメンタルトレーニング / 笠原彰著
運動生理学 : 生理学の基礎から疾病予防まで / 小山勝弘, 安藤大輔編著 ; 山北満哉 [ほか] 共著
フードリテラシーを高めよう! : 食と健康の基本がわかる教科書 / 下野房子, 吉田幸子著

                         ・・・など他にもあります!

一覧に戻る
page
top