ホーム > ニュース&トピックス > お知らせ > 食中毒にご用心!!!
細菌を原因とする食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生しています。食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」と「ウイルス」ですが、この時期特に注意すべきものは細菌による食中毒です。細菌は温度や湿度などの条件で食べ物の中で増殖します。
食中毒の症状は腹痛や下痢、嘔吐など様々ですが、重症化し死に至る場合もあります。食中毒を防止するため、「食中毒予防の3原則」をしっかりと守り、安全で健康な暮らしを送りましょう。
【食中毒予防の3原則】
1.汚染させない
☆手をしっかり洗う!
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌が食べ物に付かないように、必ず手を洗いましょう。
☆まな板、箸は清潔に!
肉や魚などを調理したまな板から野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度、きれいに洗いましょう。
焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。
☆食品の保管に注意!
冷蔵庫などで保管するとき、食品に付いた菌が別の食べ物に付着しないよう、食べ物は密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
2.増殖させない
☆低温で保存する!
細菌の多くは10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増殖させないためには、低温で保存することが重要です。
☆冷蔵庫を過信しない!
肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖します。冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。
冷蔵庫は、出来るだけ扉の開閉を少なくして庫内の冷気を逃さないようにし、食品を入れる量は冷気の循環をさまたげないために冷蔵庫内の7割以下にしましょう。
3.殺菌する
☆加熱処理!
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。目安は中心部の温度が75℃(カキ、シジミなど二枚貝は85℃)で1分以上加熱することです。
ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。
至学館大学・至学館大学短期大学部 衛生委員会