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2003.10.15 Shigakkan 中女通信 2003年度版 第145号(2003/10/15)

●2003年女子レスリングワールドカップ
 日本まさかの「銀」
 宿敵米国との全勝対決に3-4と惜敗し、大会3連覇を逃す。

 10/11(土)~12(日)に東京・代々木第2体育館で開催された国別対抗の「2003年女子レスリングワールドカップ」は、本学の吉田、伊調姉妹ら 世界チャンピオン5人を擁する最強メンバーで臨んだ日本代表チームが、初日から圧倒的強さを誇示して無傷の5連勝。しかし、最終戦で米国との全勝同士対決 を3-4で落とし、惜しくも銀メダルに終わった。
 決勝となる最終戦。48kg級坂本真喜子(附属高3年)と、怪我を押して出場した51kg級伊調千春(健スポ2年)が続けて僅差の判定で破れ、いやなムードの立ち上がりとなったが、続く55kg級日本のエース吉田沙保里(健スポ3年)が、終始相手を攻め続け、終了1秒前の鮮やかなフォール勝ちで勢いづくと、59kg級の山本聖子(ジャパンビバレッジ)がかろうじてタイに追いついた。そして、吉田と並んで今最強と目される63kg級伊調馨(健スポ1年)が、米国のエース、ライバルのサラ・マクマンとの対決を安定した試合運びで圧勝し、一歩リード。しかし、67kg級斉藤紀江(ジャパンビバレッジ)が大敗すると、72kg級浜口京子(同)も前評判どおりの力が出し切れず完敗。
 日本は大会3連覇の望みを絶たれた。
 今大会、吉田沙保里は、その実力をいかんなく発揮し、見事なフォール勝ちを連続して挙げ個人総合ポイントでトップに立ったが、最優秀選手賞は残念ながら金メダルチームのパトリシア・ミランダ選手にさらわれた。
 この大会をバネに更なる実力を身につけ、大舞台となるアテネ五輪での雪辱を期待したい。そのためには、12月の全日本選手権と来年4月のジャパンクィーンズカップ制覇が条件となる。
 全学挙げて応援しましょう。

ワールドカップ
 今年9月に行われたレスリング世界選手権の上位7カ国による国別対抗団体戦。各チーム7階級が対戦する
総当たりリーグ方式でメダルを争う。今年の出場国は、日本・米国・カナダ・ロシア・中国・ドイツ・ギリシャ。

  • 熱戦を展開する吉田
  • 銀メダルの日本チーム
  • 日本の大応援団
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