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11月18日(土)、19日(日)に西尾市で開催された「ウクライナ避難民温泉大交流会」(主催:あいち・なごやウクライナ避難者支援ネットワーク)に4名の学生が人間力総合演習として、短期大学部専攻科生6名がもみほぐしボランティアとして参加しました。
本企画は、長期化する避難生活で疲弊した心身を休めてもらうことを目的に開催され、70名を超えるウクライナ人が参加しました。
学生は、ウクライナの方々や支援関係者と関わりながら、ウクライナや現状について理解を深めるとともに、子どもの遊び相手やもみほぐしを通じて、本企画に貢献しました。
健康スポーツ科学科2年 古間 莉緒さん
この活動を通して、2つのことを学んだ。1つ目は、ウクライナの人々についてニュースでは知れなかった今の現状を知れたことだ。私は、ウクライナは帰れないほど国が荒れ、ほとんどの地域が常に危険と隣り合わせているのだろうと想像していた。しかし、今回このイベントに参加していたウクライナの方は首都であるキーウに帰られた方もいた。その方は戦争前と様子が変わっていたことを教えてくれた。さらに、ウクライナがどういう国であるかたくさん教えてくれた。こういった知識を持った状態でニュースを見るとまた違う角度から考えられる。
2つ目は私たちと同じ人間であるということだ。ウクライナの子ども達を連れ愛知こどもの国に行った。最初、言葉が通じない子どもたちが多かったので「大丈夫かな」と心配になっていたが、言葉が分からなくても身体で表現したり、手を引っ張って一緒にやろうと行動してくれたりと、最初の心配はいらなかったほど笑顔で私たちも楽しく遊べた。私は、どこの国でも笑顔は共通で言葉が通じ合わなくても楽しめて、喜び合えることを学んだ。
いま、多様性が求められる社会になってきているが、世界でも日本でも差別や偏見、文化が違うことによるすれ違いがまだまだある。「異なる」ところばかりを注目してしまいがちだが、「共通点」を見つけ、受け入れることが大切だと感じた。異なる点があっても排除するのではなく、受け入れ、尊重する、そうやってお互いを認め合えるようになればいいなぁと感じた。