アスレティック・デパートメント

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アスレティック・デパートメントとは

各分野のスペシャリストがアスリートを多角的にバックアップ

アスレティック・デパートメント(以下AD)は、スポーツに関わる学生・スタッフに対してサポートやコーディネートを行い、至学館大学のスポーツ活動および教育に価値を生み出していくことを目的に、2023年4月に設置されました。 アスリートサポート部門として、専門スタッフがフィジカル・メンタルの側面から学生をサポートし、キャリア形成も含め強力にサポートします。
また、スポーツに関わる調査・研究部門、学外機関との連携・事業・広報等のブランディング部門の活動を通じてスポーツ推進の中核的役割を担います。


アスリートサポート部門(専門スタッフとサポート分野)

6サポートで学生アスリートを強力にバックアップ。

〈 メディカルサポート 〉

  •   スポーツドクター 【スポーツ医学の専門家】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      メディカル部門では、皆さんが“安心”して、“安全”に、“安定”してプレーできることをめざしています。 エコーを用いて、損傷の初期診断や応急処置を行い、必要であれば専門施設へ紹介します。 また、試合や合宿時に帯同し、メディカルサポートを受けることもできます。 これによって早期スポーツ復帰や障害の予防、パフォーマンスアップが得られます。


      健康スポーツ科学科
      教授 後藤 英之

  •   スポーツファーマシスト 【ドーピングを防止する薬剤師】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      この薬飲んでも大丈夫?病気やケガをした場合、アスリートは薬を飲んではダメなの? 何をしたらアンチ・ドーピング規則違反になる?アンチ・ドーピングの目的は、スポーツの公平性、アスリートの健康を守ることです。 競技者や指導者が安心して競技に集中できるよう、薬に関する専門家がサポートします。 病気やケガをしても使用可能な薬はあります。 競技種目、競技会や競技レベルによってルールが異なりますので、いつでも相談してください。 また、ドーピング防止教育を通じて、競技者のみならずスポーツに関わるすべての人と、スポーツにおける健康と公平性について考えていきたいと思います。


      栄養科学科
      教授 多田 敬典

  •   生理学エデュケーター 【見えない体のしくみを見える化】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      血液中のマイクロRNA種は、人の生理的安定に重要な働きをしています。 一方で、疲労や心理状態に応答して、そのプロフィールが変化することも知られています。 本来、血液を介して細胞間の情報伝達を担っている物質ですが、その一部は尿中に排出されます。 その尿からマイクロRNAを安定した状態で抽出し、測定できることがわかりました。 尿中に含まれるマイクロRNA種のパターンを定期的に解析し、採取時の自覚的コンディションと比較することで、現在もしくは近い将来のコンディションを予測し、助言したいと思います。


      健康スポーツ科学科
      教授 十枝内 厚次

〈 トレーニングサポート 〉

  •   アスレティックトレーナー 【体の状態把握と医療的なサポート】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      コンディショニングの根底にあるのは、セルフコンディショニングです。 まずは自身の身体をよく知ってもらい、ピークパフォーマンスを発揮できるようにサポートします。 パフォーマンスの向上はもちろん、ケガをした時の応急処置や治療、そして復帰までのリハビリを含むさまざまなアプローチをしていきます。 また、ケガをしないための身体づくりも行います。


      体育科学科
      教授 佐藤 丈能

  •   トレーニング指導者 【合理的かつ効率的に筋力を向上】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      VBT(Velocity Based Training):挙上速度を基準としたレジスタンストレーニングのサポートを行います。 VBTとは、1レップ目から全力で挙上し、その挙上速度により、強度と反復回数を設定する方法です。 また、1レップ毎に選手に速度(orパワー)のリアルタイムフィードバックを行います。 反復回数は最大反復回数まで行わず、最大挙上速度の20%程度(目的:筋力やパワー向上の場合)、40%程度(目的:筋肥大の場合)低下したら反復を終了します。 それ以上の反復は、疲労をためるだけです。 従来のレジスタンストレーニングより疲労が少なく効率よく(少ないトレーニング量で)筋肥大、筋力やパワーの向上が期待できます。


      健康スポーツ科学科
      教授 仲 立貴

  •   トレーニング科学者 【安全で効率的なトレーニングと実践法の伝道師】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      有酸素性持久力、筋力、筋パワー、アジリティなど、各体力要素を伸ばす効果的なトレーニングを提案します。 競技、ポジション等の特性に応じたトレーニングを実施することで、競技パフォーマンスの向上が期待されます。 また、測定結果をもとに選手の長所を伸ばす、あるいは短所を改善するなど、個々の課題に応じたトレーニングを実施することも可能です。


      体育科学科
      教授 宮澤 太機

  •   スポーツバイオメカニスト 【動作の裏付けと根拠でサポート】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      スポーツバイオメカニクスという分野は、スポーツにおけるパフォーマンスを力学を用いて数値で評価する学問です。 パフォーマンスを客観的データとして残すことができれば、他者と比較したり、基準値を決めたりするうえで非常に役立ちます。 自分の動作を客観的に見ることで、いろいろな気付きを得ることができます。 モーションキャプチャシステム、フォースプレートを組み合わせた動作解析、球質計測システム(野球・ソフトボールの投球)を用いた投球パフォーマンスの解析などを行うことができます。 大学の機材を工夫して使うことで、パフォーマンス向上のためのきっかけ作りを提供します。


      体育科学科
      准教授 水谷 未来

〈 メンタルサポート 〉

  •   スポーツメンタルトレーニング指導士 【競技中の理想的な心理状態を実現】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      チャンピオンシップをめざすスポーツ選手にとって、今やメンタルの強化は、技術トレーニングや筋力・体力トレーニングとならび必要不可欠なものとなっています。 しかし実際には、メンタルをどのように強化するかがわからない選手も多いことでしょう。 中にはメンタル=パーソナリティと誤解している選手もいます。 この部門では、メンタルを試合に必要な心理的な競技能力とし、メンタルトレーニングを通して「緊張感」「不安感」「恐怖心」「プレッシャー」等に対するさまざまな対処法、付き合い方等、メンタル面における「技術」を修得することにより、実力を向上させ、本番で実力発揮できることをめざします。


      健康スポーツ科学科
      教授 氏原 隆

  •   臨床心理士 【"心"の問題に助言し、自己実現を支援】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      アスリートは厳しい勝敗の世界にいるだけあって、さまざまな悩みを抱えています。 よくある悩みは、先輩や後輩との人間関係(いじめ、孤立など)、指導者との人間関係(ハラスメント、指導してくれないなど)、部則に関する問題(理不尽な部則やルールがある)、退部に関する問題(退部を迷う、退部させてくれない)などです。 アスリートは自分一人で悩みを解決しようとする傾向が強く、その結果、問題がこじれ、退部に至る場合が少なくありません。 早めに相談することが解決につながります。 なにより、苦しい気持ちが和らぎます。 勇気を出して連絡してきてください。


      体育科学科
      教授 笹竹 英穂

〈 栄養サポート 〉

  •   SNST 【栄養・食事でコンディションを整える】 ❏
               スポーツ栄養サポートチーム(Sports Nutrition Support Team)

    • [サポート内容と得られる効果]

      部活動「SNST(スポーツ栄養サポートチーム)」の部長です。 アスリートは、競技時に最大のパフォーマンスが求められます。 そのために、「何を、どのタイミングで、どれだけ、どのように摂取するか」が重要です。 スポーツ医科学や栄養マネジメントの理論を加えたスポーツ栄養マネジメントで選手の栄養状態をサポート。 SNSTとして、身体測定や食事摂取量から、コンディションを整えられるようにアドバイスをします。


      栄養科学科
      教授 井上 啓子

  •   公認スポーツ栄養士 【食を通して競技力向上をサポート】 ❏
               栄養サポートプロジェクト(Nutrition Support Project)

    • [サポート内容と得られる効果]

      プロ選手へのサポート実績のある公認スポーツ栄養士、管理栄養士の有資格者がサポートします。 増量、減量、リハビリ、試合前の調整など、目的別に情報提供しながら、選手と一緒に食事プラン(何を、いつ、どのくらい食べるか)を立て、オリジナルの食トレアプリを活用して継続的にフォローします。 合宿・試合帯同(遠征先の食事提供)も実施しています。


      栄養科学科
      准教授 杉島 有希

〈 学生生活サポート 〉

  •   アカデミックサポーター 【将来のキャリア形成につなぐ】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      スポーツ選手のキャリア形成において、重要となるのがアカデミックサポートです。 アスリートが学業とスポーツを両立させるための支援や引退後のキャリアについての相談を行います。(デュアルキャリア形成) 特に、選手時に身につけた技術や知識は、社会で有利に働くことが考えられますが、トレーナー活動や教育現場で生かすためには、資格や免許を有していることが求められる場合があります。 それらの取得方法の助言や取得に向けた学修支援を行い、自分の特性や能力を社会に生かす道筋を一緒に考えていきます。


      体育科学科
      准教授 上島 久明

  •   キャリアアドバイザー 【アスリートの進路選択・就活を支援】 ❏

    • [サポート内容と得られる効果]

      学生進路支援室では、各種ガイダンスや学内企業セミナーの開催をはじめ、一人ひとりの希望に応じた個別相談やカウンセリングを通し、学生の就職活動支援を行っています。 特に、運動系学生の「スポーツや運動とかかわる仕事に就きたい」「アスリートとしてスポーツを続けていきたい」「指導者やトレーナーになりたい」などの声にも応えられるよう、幅広く情報収集を行い、アドバイスをしています。 もちろん、「明確な目標がなく迷っている」、そんな悩みでも大歓迎です。 ぜひ一度、学生進路支援室を訪ねてみてください。


      学生進路支援室スタッフ

〈 指導者向けサポート 〉

  • コーチング ❏

    • [サポート内容]

      現在、日本スポーツ協会では、プレーヤーズセンタードという考えのもと「指示」「提案」「質問」「委譲」という4つを組み合わせ、誠実に選手に向き合う指導法が推奨されています。 しかし、指導者も人間ですので、時に自分の姿を見失ってしまうこともあると思います。 そのような時は、迷わずこのサポートを利用してください。


      体育科学科
      教授 髙橋 淳一郎

  • スポーツマネジメント ❏

    • [サポート内容]

      部活動の運営やガバナンスについて相談にのります。 「ガバナンス」は、チームやクラブでハラスメント等の不祥事が起こらないような仕組みづくりのことです。 競技団体に長年関わってきた経験やデータを生かして、選手・監督・コーチの皆さんが楽しく活動できる環境づくりをお手伝いします。


      健康スポーツ科学科
      アスレティック・デパートメント長
      教授 竹下 俊一

調査・研究部門

サポートを行ったアスリートのデータを蓄積・分析し、スポーツに関わる学術的な調査・研究へと発展。

ブランディング部門

学外機関との連携・事業・広報等のブランディング活動を行い、大学のスポーツ活動をより活性化。