消防吏員/公務員 教育 |
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細田 久美子 さん | ほそだ くみこ | |
平成20年度短期大学部体育学科卒 / 愛知県在住 | ||
誰もが活躍できる社会に! 一人でも多くの市民を災害から守りたい! |
🍀 活発だった子ども時代 兄の影響でソフトボールを始める
小学生ぐらいから運動が好きで活発な子どもでした。遊ぶとなれば男の子と公園で遊ぶような女の子でした。
中学からは、兄の影響からソフトボールを始めました。中学3年間で完全燃焼したので、高校からは別のスポーツに変えようと思っていましたが、高校でも気づけばソフトボール部に…不完全燃焼で終わったおかげで、大学までソフトボールを続けられたかなと思います。
今では、趣味程度で地域のソフトボールチームで時々試合を楽しんでいます。
🍀 部活に明け暮れた大学時代 上下関係を学ぶ
大学時代の思い出というと、“部活”しか出てこないほど”部活”しかしていませんでした。
通いだったこともあり、毎日家につくのは23時頃でした。それでもつらいと思ったことはなく、同期7人で頑張れたことは、今ではいい思い出です。
先輩が怖かったことも今ではいい思い出で、そこでしっかり上下関係を教えてもらったことによって、就職後の上下関係にも何も困ることなく順応できたのかなと思います。
大学時代の同期7人
🍀 選択の分かれ道 「消防士」を目指して猛勉強
体育教師になることを目標に大学1年の終わりまでは授業に取り組んでいましたが、本気で就職先について考えたときに、体育教師が自分の本当にやりたいことなのか、仮に教員免許を取得した後の就職先はあるのか、すごく悩みました。
その結果、大変申し訳なかったですが、2年進学の際に教員免許に必要な科目を履修することをやめ、高校から進学する際に候補として挙がっていた「消防士」になることを選択しました。
当時、愛知県豊橋市ではすでに8名の女性消防士が現場で活躍していたことや、父が長く消防団活動をしていたこともあってか、「消防士になりたい」ということを家族も快く後押ししてくれました。
教員免許に必要な科目の履修をやめたことにより出来た時間で、公務員試験の勉強を始めました。おそらく人生で一番勉強した時間です。
晴れて消防士になることができ、愛知県豊橋市消防本部にお世話になって2022年現在、14年目になります。
愛知県豊橋市消防本部に就職
🍀 一人でも多くの市民を災害から守るために!
私は、現在、「防災危機管理課」という市役所内の消防本部とは異なる課に、出向という形で配属されています。
消防本部とは異なりますので、「消火」「救急」「救助」活動はしていません。地震や水害などによる被害から「市民の生命・身体・財産を守ること」を目標に、様々な防災訓練に赴き、防災講話や防災啓発活動を行っています。
一人でも多くの市民を災害から守るために、まずは「自助」の重要性を市民の皆さんに認識していただきたいと思い日々業務に就いています。
防災講話の様子
防災啓発活動の様子
🍀 性別にとらわれることなく誰もが活躍できる社会に!
消防士という仕事については、いまだに男性の仕事というイメージも持っている方が多いと思いますが、全国的に見ても女性消防士は近年増加傾向にあります。ほとんどの消防本部で女性職員のための設備が整備されており女性が現場で活躍できる体制が整えられています。
確かに男性の割合の方が圧倒的に多い職種ではありますが、「消防士になりたい!」「誰かのためになりたい!」「人の命を救いたい!」など強い気持ちがあれば女性でも活躍できますし、やりがいのある仕事だと思います。性別にとらわれることなく、誰もがやりたい仕事を選択肢に入れて欲しいと思います。
一人でも多くの市民を災害から守りたい!