学園創設者の内木玉枝氏のご親族である内木哲朗氏が外部講師として登壇されました!
2020.07.14
学園
内木玉枝氏の兄の曽孫にあたる内木哲朗氏が、越智久美子助教が担当する講義科目『現代人間論<人間図鑑>』の外部講師として登壇されました!
内木哲朗氏は、内木玉枝氏が少女時代を過ごした岐阜県中津川市加子母の生家で暮らしており、かつて加子母の「殿様」と呼ばれ代々尾張藩に仕えた山守の末裔の第20代当主にあたります。
宝暦6年(1756)に建てられた築260年の自宅には、第12代当主の内木彦七氏が御山守として在任した記録・山守文書が約3万点保存されており、
江戸時代の山仕事の様子だけでなく、民俗学的、社会学的な観点からも注目される非常に貴重な資料とされています。
現在、徳川林政史研究所や県内研究者の協力を得て、資料の整理・ 保存・解読を進めるとともに自宅を私設資料館として運営されています。
講義では、古文書の解読や保存の作業によってわかってきた自然との営みの変遷や当時の生活の様子など、とても興味深い話をしてくださいました。
世代を超えて繋げてきた営みがあってからこそ守られてきた自然と命。
それは、私たちが母校の歴史を繋げていくことにおいても、何か共通するものがあるのかもしれません。
学園は今年で創立115年目を迎えました。